220以上の国、地域に700万以上のリスティング（=ホストが貸し出す物件）を有するAirbnbの日本法人が、2024年の最新旅行トレンドとして「開放的な旅」を発表した。昨年10月の水際対策緩和以降12か月間の予約データを参考にしたもので、それによると、日本人の国内旅行件数はコロナ前と比較して75%増加したほか、4名以上のグループでの予約は110%増加した。また、コロナ前と比較し、沖縄県石垣島や栃木県那須町などが人気を集めており、都会から離れた旅行先で心を休める日本人ゲストが増加しているという。

　このようなトレンドを受け、同社ではサウナやホームシアターなどの有無で絞り込む「アメニティ・設備フィルター」、人気の観光名所付近の物件を検索できる「地名・名称から探す」機能など、日本独自の新機能を追加した。「地名・名称から探す」機能では、目的地とした場所から近い順で表示できるなどソート機能も強化され、これらの機能は日本在住のゲストが世界中の宿泊施設を対象として利用可能となった。

　また、グローバルでのアップデートとして、今月初めには5億件を超える評価やレビュー、信頼性に関するデータをもとに、Airbnbのゲストから特に評価を得ている宿泊施設をまとめた新しいコレクション「ゲストチョイス」を導入したほか、新たにレビューページを刷新。例えばレビュー投稿者が長期滞在者であったのかなど、投稿者の詳細情報を確認できるようになった。

　11月21日に開催されたPRイベントで、Airbnb Japan代表取締役の田邉泰之氏は「今後も日本の方々が、開放的な旅を実現できるよう努めたい」と語った。

日本初のセレブリティホストに森星氏

　同PRイベントでは、ファッションモデルの森星氏が日本初のセレブリティホストになる予定であることが明らかになった。現在同氏が改装している古民家をヴィラとして再生した後に、一回限定でAirbnbのゲストに貸し出す計画だという。

　また、Airbnbホストとなることに先立ち、同氏が今後滞在してみたいお気に入りの宿泊施設「ウィッシュリスト」を作成、初公開した。リストには瞑想やハイキングを楽しむのに最適なプライベートヴィラ、自然の中のログハウス、歴史ある伝統家屋などが含まれた。公開された「ウィッシュリスト」は下記の通り。