シドニーを中心にニュー・サウス・ウェールズ州へのインセンティブなど団体旅行の誘致に取り組むビジネス・イベント・シドニー（BEシドニー）は、日本からのMICE誘致の強化策として発表していた「BESydney アジア助成金」について、2月8日より申請受付を開始した。

「BESydney アジア助成金」とは？

　2023年度にシドニーでビジネスイベントを開催する団体を対象として財政支援を行う制度で、100～400名が参加するビジネスイベントに対し、1名あたり50豪ドルのサポートが受けられる。2023年4月から2024年3月までの期間中にシドニーで3 泊4日以上の企業ミーティング、インセンティブ旅行、コンファレンスを予定している100名～400名の団体を対象としているが、401名以上のグループについても個別相談が可能だ。

　助成金の発表に伴い、BEシドニーCEO Lyn Lewis-Smith氏は「この度、BESydney アジア助成金を発表できたことを大変嬉しく思います。日本からシドニーへの直行便のフライトキャパシティは、回復しているばかりでなく、パンデミック以前よりも増加傾向にあります。私たちは、大切な顧客であるミーティング主催者やプランナーをサポートすることによって、日本からシドニーへのインセンティブ旅行や法人市場を再び活性化し、シドニーの活気とエネルギーを体感していただくとともに、イベント会場を含む新たなプロダクトやアトラクションを積極的にご紹介していきたいと考えています。」と述べた。

　なお、助成金申請期間は2023年2月8日から2023年4月6日まで。給付枠の上限に達した時点で締め切りとなる。