ペルー / 「非常事態宣言」発出に伴う影響-続報
先週2022年12月07日(水)にカスティージョ前大統領が罷免されたこと受け、ペルー全土でデモ抗議などが発生しておりますが、これに関連し12月19日、ペルーカトリック教会教皇の最高顧問であるカーディナル・バレート氏は国会に対して再選挙に必要な対応を求めております。
国会では、現地時間12月20日(火)以降も引き続き再選挙についての審議を行います。
現地時間12月19日現在の影響について以下にお知らせいたします。
なお、状況は流動的につき渡航の際は最新情報の入手が必要です。
■ 現地の状況
◎ 空港
リマ空港、クスコ空港発着のフライトは、概ね予定通りに運航されております。
プーノのフリアカ空港、アレキパ空港においても、便数こそ多くありませんが、現地時間本日12月19日(月)より再開されています。
なお、リマ空港は通常通りですが、以下の規制が敷かれておりますので、ご注意下さい。
〔規制内容〕
1. 空港施設内には、搭乗券を持つ乗客のみが入場可能。
2. 駐車場での乗り降りは許可された車両のみ。
3. 出迎え・見送りは許可されたドライバーのみ。
※リマ空港
https://www.lima-airport.com/pasajeros/vuelos
https://www.lima-airport.com/en/comunicados/noticias/ver/comunicado-15-de-diciembre-2022
◎ 道路
週末12月17日(土)~18日(日)にかけて封鎖が解除されたいたアレキパ州の一部の道路で再度封鎖が行われましたが、軍隊の対応もあり現在は通行可能となっております。
しかし状況は流動的につき、場所によっては渋滞が発生しております。
※道路管理事務所「PROVIAS」
http://wsgcv.proviasnac.gob.pe/emergenciavial
◎ 鉄道
現地時間本日12月19日(月)は、オリャンタイタンボ駅~マチュピチュ村駅間のみ運行されました。
※12月19日(月):
オリャンタイタンボ駅 → マチュピチュ村駅 --- 3便
マチュピチュ村駅 → オリャンタイタンボ駅 --- 3便
なお、現地時間明日12月20日(火)以降の運行については、現時点では未発表です。
※ペルーレイル
https://www.perurail.com/news/resumption-of-operations-as-of-this-monday-december-19-2022/
◎ 観光
マチュピチュ村に取り残されていた観光客を列車にてオリャンタイタンボ駅へ搬送し、そこから約90kmの場所に位置するクスコ空港まで陸路で移動後、フライトでリマなどに移動されました。
なお、現時点では、マチュピチュ遺跡の再開に関する発表はでておりません。
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「非常事態宣言」は30日間となっておりますが、短縮・延長する可能性もあります。
新たな情報が入り次第、ご案内いたしますが、現在ペルーにご滞在中の方、またこれからペルーへのご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会