鉄道7社が連携し「関西MaaS協議会」設立、23年夏にアプリをリリース
関西の主要鉄道事業者7社が共同でMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)システムを構築する。11月8日、「関西MaaS協議会」を設立、今後アプリを開発、リリースすることに合意した。関西でのシームレスな移動手段の提供に向け、今後連携を深めていく。鉄道事業者によるMaaSシステム・アプリの共同構築は国内では初めて。
協議会に参画するのは、大阪メトロ、近鉄、京阪、南海、JR西日本、阪急、阪神の7社。これまで、2025年の大阪・関西万博開催に向け、19年10月に「関西MaaS検討会」を設立、関西でのMaaS導入へ検討を進めていた。今回の協議会設立はMaaSのサービスの構築・運営に関する意思決定を担うもので、2025年日本国際博覧会協会や関西の交通事業者らとの連携も進めていく。
MaaSアプリは23年夏ごろに第1弾をリリース予定。主に関西でのマルチモーダルによる乗換経路検索やチケットストア、各社沿線の観光施設や着地型体験ツアーの紹介などをワンストップで利用できる。その後もバージョンアップを図っていくという。
情報提供:トラベルニュース社