現地レポート:RCI、日本発着クルーズの魅力と販売のポイント

  • 2012年8月9日

市場を拡大したRCIレジェンドの日本発着クルーズ
韓国・鹿児島7日間の乗船レポート

多彩なショーと食事のバラエティ

シアターのショーは毎日異なる。下船前日にはクルーがステージにのぼって挨拶

 参加者のコメントで多く述べられたのが、毎晩繰り広げられるショーと食事だ。

メインダイニング「ロミオ&ジュリエット」はデッキ4と5の2階建て

 ショーは、マジックやピアノコンサート、歌とダンスのプロダクションショーなど多彩。「カジュアル船のなかで本格的」と評価が高いのは、エンターテイメントの本場、アメリカの船ならではのものかもしれない。規模は地上の劇場のサイズと比べると小さく、上演できる範囲も限られるが、それを理解したうえで十分に楽しんでいるというコメントが多く聞かれた。

ビュッフェレストラン「ウンジャーマーカフェ」の海苔巻。日本のお寿司はすぐになくなるほど人気

 また、食事についても「この値段でこの食事がいただけるなら満足」と、年代に限らず及第点をつける人が多い。メインダイニングのコース料理はイタリアンやフレンチなどの西欧料理が基本だが、必ずアジア料理のチョイスも用意される。さらにビュッフェレストランでは韓国やインドネシア、インドなど、バラエティも豊富。日本の寿司や朝食には味噌汁、白飯のサービスもある。

フォーマルの晩の装い。アンカーズウェイラウンジの演奏にあわせて、ダンスを楽しむ人も

 さらに、ルームサービスも深夜時間帯以外はチップ不要で利用可能。未就学児連れの旅行者は、「毎回ダイニングやビュッフェの食事だと子どもが疲れてしまうので、交互にルームサービスを利用する」と、食事の場面としても選択肢が多いことを評価し、自分たちのペースで過ごす工夫を教えてくれた。

 なお、気になるドレスコードだが、レジェンドの場合はフォーマルとカジュアルの2つで、今回のクルーズでは終日航海日の計2日がフォーマル。ロングドレスやタキシードなどで華やかにきめる人もいれば、女性はワンピースとショール、男性はジャケットとネクタイという軽めのドレスアップの人もいる。初めてクルーズに参加した人から「気張りすぎていないか不安だったが、人それぞれの装いなので安心した」とのコメントが聞かれたように、堅苦しく考えなくても大丈夫だ。