東京都、16年2Qの旅行者数は2.4%増、外国人は過去最多

  • 2016年11月30日

 東京都によると、2016年第2四半期(16年4月~6月)の訪都旅行者数(速報値)は前年比2.4%増の1億3204万人回となった。国内在住者は2.3%増の1億2874万人回で、そのうち都内在住者は3.2%増の6647万人回、都外在住者は1.4%増の6227万人回だった。国外在住者は6.7%増の330万人回となり、四半期として過去最高を記録した。

 訪都旅行者数を宿泊の有無別にみると、宿泊客は国内在住者が1.6%減の791万人回となったものの、国外在住者が5.5%増の242万人回と増加したため、全体では0.1%減の1033万人回と微減に留まった。日帰り客は国内在住者が2.6%増の1億2083万人回、国外在住者が10.5%増の88万人回となり、全体では2.7%増の1億2171万人回となった。

 観光消費額は、1.9%減の1兆4186億5500万円だった。そのうち、都内在住者は0.7%減の4655億6200万円、都外在住者は1.6%減の6943億1500万円。国外在住者は4.5%減の2587億7800万円となり、11年第4四半期(11年10月~12月)以来、18四半期ぶりに前年を下回った。

 なお、16年上半期(16年1月~6月)の訪都旅行者数は2.8%増の2億6867万人回だった。国内在住者は2.6%増の2億6220人回で半期として過去最高。国外在住者は14.7%増の647万人回だった。

 訪都旅行者数の実態調査は、都が観光産業振興に向けた施策を推進するための基礎資料として四半期ごとに実施。都内の観光関連施設や行催事・イベント主催者に照会した集客数のほか、観光関連施設16ヶ所と港・空港5ヶ所での旅行者に対するアンケート結果などをもとに集計している。