【2024】チェコ旅行の計画に役立つ!おすすめ観光スポット30選!旅のテーマ3選もご紹介
チェコはこんな場所!
チェコは、ゴシック、ルネサンス、バロックなどの建築様式が混在する、中世の雰囲気が色濃く残る国です。都市ごとに異なる街並みを楽しみながら、尖塔を持つ教会や石畳の小道を歩けば、まるで童話の世界に迷い込んだような気分を味わえます。
チェコ観光のベストシーズンは4〜5月と9〜10月で、17℃前後の快適な気温の中で観光を楽しめます。音楽祭やビール祭りなどの文化イベントが開催されるので、地元住民と一緒に盛り上がってみてはいかがでしょうか。
チェコは、ヨーロッパの中でも比較的物価が安い国です。日本と同程度と言われ、1日の食費は1万円前後が目安。ストリートフードや自炊をすれば、さらにコストを抑えることも可能です。ホテルも1泊1万円以下で宿泊できる場所が多く、予算に合った宿泊先を見つけることができます。
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プラハ観光完全ガイド!定番から穴場までおすすめスポット11選
プラハは、チェコ共和国の首都であり、「百塔の街」とも呼ばれる人気の観光都市です。中世ヨーロッパの面影を残す美しい街並みをはじめ、歴史的建造物や文化施設など、見どころが満載です。
ここでは、プラハ観光でおすすめの定番スポットや、まだ日本人にあまり知られていない穴場スポットを11ヶ所紹介します。
01|プラハ城
プラハ城は、チェコ共和国を象徴する壮麗な城塞都市です。1000年以上の歴史を誇り、1992年にはプラハ歴史地区の一部として世界文化遺産に登録されました。
世界一大きな城としてギネスブックにも認定されており、約7万m²もの広大な敷地面積を誇ります。長い歴史の中で様々な改築や修築を経たため、ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式など、多彩な建築様式が混在するのも魅力の一つです。
ボヘミア国王や神聖ローマ皇帝の居城として使われていた歴史を、貴重な展示品を通して体感することができます。城内を巡るだけでも十分楽しめる場所ですが、時間があれば、城下町散策やヴルタヴァ川クルーズなどもおすすめです。
スポット名 | プラハ城 |
住所 | |
アクセス | Valdštejnské náměstí(バス停)から徒歩10分 |
料金 | 大人(17歳以上):450コルナ(約2,870円) 子ども(6~16歳):300コルナ(約1,900円) ※旧王宮、聖イジー聖堂、黄金小路、 聖ヴィート大聖堂への入場料を含む |
02| 天文時計
プラハ天文時計は、15世紀頃に旧市庁舎の正面に設置されてから、現在まで約600年もの間、時を刻み続けてきた、ヨーロッパで最も古い天文時計の一つです。中世に機械仕掛けの時計が開発された初期に作られた貴重な遺物であり、その精巧な技術と美しい装飾は、世界中の人々を魅了し続けています。
時計には美しい装飾が施され、天文図の文字盤や暦盤など、現代の時計とは異なる文字が描かれています。当時の人々は、時計から太陽や月の位置、現在の星座などを知ることができました。現在でも、事前に文字盤の意味を調べておけば、当時の暮らしを垣間見ることができます。
天文時計には仕掛けが施されており、毎日9時から23時の間、1時間ごとに音楽に合わせてからくり人形のショーが行われます。ショーを見るためのベストポジションは正面ですが、観光客で混雑するため、早めの訪問がおすすめです。
スポット名 | 天文時計 |
住所 | |
アクセス | Staroměstské náměstí(バス停)から徒歩2分 |
03| 黄金小路
黄金小路は、プラハ城内にひっそりと佇む、約150mの短い路地です。まるで絵本から飛び出したようなカラフルな家々が連なり、訪れる人を魅了します。
カラフルな外壁の家々が連なる可愛らしい景観は、写真映えスポットとして最適です。中でも人気の高いNo.22と書かれた青い家は、チェコ出身の作家フランツ・カフカが仕事場として使っていた場所です。現在は本屋として営業しており、カフカやプラハに関する書籍や絵葉書などが販売されています。
路地沿いには、中世の織物や鎧などの展示が行われている住居もあり、当時の暮らしを垣間見ることができる貴重な機会です。また、職人による手工芸品やオーガニックコスメ、雑貨などが販売されている店もたくさんあり、プラハ土産探しにもおすすめです。
スポット名 | 黄金小路 |
住所 | |
アクセス | Valdštejnské náměstí(バス停)から14分 |
04| ストラホフ修道院
ストラホフ修道院は、プラハ城から徒歩圏内に位置する、様々な修道院や教会が複合したエリアです。1143年頃に創設され、戦争の影響を受けながらも徐々に規模を拡大してきました。
修道院内には、28万冊もの貴重な書籍が収蔵された図書館があり、その美しさは世界屈指と評価されています。図書館は「哲学の間」と「神学の間」に分かれており、それぞれ天井には壮麗なフレスコ画が描かれているところが特徴です。歴史的価値の高い書籍を実際に閲覧できる貴重な機会です。
なお、館内での撮影には追加料金が必要なため、撮影を希望する場合は、チケット購入時に申し出るようにしましょう。
スポット名 | ストラホフ修道院 |
住所 | |
アクセス | Pohořelec(トラム駅)から徒歩4分 |
料金 | 150コルナ(約950円) |
05| 市民会館
プラハ市民会館は、チェコ共和国の独立宣言が行われた歴史的な建造物であり、同国のアイデンティティを象徴する存在です。アールヌーヴォー様式で建てられた外観と内装は、豪華絢爛な装飾で飾られ、訪れる人々を圧倒します。
館内では、式典やコンサートなどのイベントが盛んに行われており、毎年春には国際音楽祭「プラハの春」が開催されます。
市民会館は、歴史的な価値が高い建築物であり、1日に4回ほど内部見学ツアーが行われています。ツアーはチェコ語、フランス語、英語で行われますが、日本語の冊子が配布されているので、言語がわからなくても安心です。夏季は混雑が予想されるため、公式サイトから事前に予約しておくことをおすすめします。
スポット名 | 市民会館 |
住所 | |
アクセス | Masarykovo nádraží(トラム駅)から徒歩5分 |
料金 | 大人(16歳以上):320コルナ(約2,000円) 子ども(15歳以下):270コルナ(約1,700円) |
06| ティーン教会
ティーン教会は、プラハ旧市街広場の東側に位置する、ゴシック様式の壮麗な教会です。二対の鐘楼が特徴的な外観は、まるで童話の世界から飛び出したような美しさ。それぞれの鐘楼には4つの尖塔がついており、童話の城のような雰囲気の佇まいは、訪れる人々を魅了します。
その壮麗な姿は、ウォルト・ディズニーにもインスピレーションを与え、ディズニー映画「眠れる森の美女」の城のモデルになったとも言われています。
教会内部は、ゴシック様式とは対照的なバロック様式で装飾されており、一歩足を踏み入れると、美しい曲線と豪華な装飾が目に飛び込んできます。特に見逃せないのが、1673年に作られたプラハ最古のパイプオルガン。精緻な彫刻と美しい音色は、一見の価値がある代物です。
スポット名 | ティーン教会 |
住所 | |
アクセス | Masná, Staré Město(バス停)から徒歩5分 |
07|スメタナ博物館
スメタナ博物館は、チェコの作曲家として知られるベドルジハ・スメタナに関する資料を展示しているミュージアムです。小さな博物館でありながらも、質の高い展示品から彼の生涯と音楽を深く理解することができます。スメタナが実際に使用していたピアノや楽譜台を鑑賞できるので、クラシック好きにはたまらない時間になるでしょう。
館内は静かで落ち着いた雰囲気なので、じっくりと展示品を鑑賞することができます。クラシック音楽ファンはもちろん、チェコ文化に興味がある人にもおすすめです。
スポット名 | スメタナ博物館 |
住所 | |
アクセス | Můstekから徒歩約15分 |
料金 | 50CZK(約330円) |
08| スターバックス コーヒー (プラハ城店)
プラハ城の敷地内にあるスターバックスコーヒーは、観光客に人気のスポットです。立派な城門のような玄関口をくぐり、テラス席に腰を下ろせば、眼前にはオレンジ屋根の家々が並ぶ城下町が広がります。まるで王様になったような気分で、優雅なカフェタイムを満喫できるところがポイントです。
プラハ城店では、店舗限定のマグカップやタンブラーも販売されています。プラハ城の風景やチェコの伝統的なデザインが施されたアイテムは、お土産にも最適。家族や友人、恋人にプレゼントすれば、旅の思い出を共有できます。
スポット名 | スターバックス コーヒー |
住所 | |
アクセス | Malostranské náměstí(トラム駅)から徒歩10分 |
09|チェスキー・クルムロフ城 (郊外・ザーメグ)
チェコ南部の都市チェスキー・クルムロフにあるチェスキー・クルムロフ城は、同都市を代表する観光スポットです。13世紀に建てられた城は、中世ヨーロッパの面影を残す美しい街並みと、圧倒的なスケール感を誇ります。
城の塔に登れば、ヴルタヴァ川に囲まれた街並みを一望できます。赤瓦屋根の建物が連なる風景は、まるで絵本の世界に入り込んだような美しさです。
城内には、数々のだまし絵が隠されており、壁に描かれた窓や扉は、近くで見ないと本物と見分けがつかないほど精巧です。だまし絵を探しながら見学するのも、城を訪れる楽しみの一つになっています。
スポット名 | チェスキー・クルムロフ城 |
住所 | |
アクセス | Cesky Krumlov Stationから徒歩約25分 |
料金 | 無料~ |
10| カルルシュテイン城 (郊外・カルルシュテイン)
カルルシュテイン城は、プラハの郊外に位置する、神聖ローマ皇帝カール4世によって建てられた彼の別荘です。1365年に完成し、その後幾度かの改築を経て、現在の姿となりました。
外観と内観には、後期ゴシック様式とルネサンス様式が取り入れられており、軽快な石造りの姿が特徴です。かつては別荘以外にも、ボヘミア王国の宝物庫としても使用されており、聖十字架礼拝堂を訪れると当時の面影を感じることができます。
城内には、皇帝宮や聖母マリア塔など見どころ満載なので、見学には1時間〜1時間半の所要時間を目安にしておきましょう。
スポット名 | カルルシュテイン城 |
住所 | |
アクセス | カルルシュテイン駅から車で約15分 |
料金(ツアー) | 大人(25~64歳):300コルナ(約1,900円) 子ども(24歳以下):240コルナ(約1,530円) シニア(65歳以上):240コルナ |
プラハの絶景を堪能!おすすめビュースポット5選
プラハは、中世ヨーロッパの面影を残す美しい街です。街を歩けば、バロック様式やルネサンス様式など、歴史を感じさせる建物が数多く目に入ります。
ここでは、プラハの絶景を一望できるスポットを5ヶ所紹介します。プラハは、美しい夕日と夜景も楽しめる街です。夕方から夜間にかけて訪れてみると、プラハの街並みが、夕日や夜景によってより一層美しく輝きます。
01|カレル橋
カレル橋は、ヴルタヴァ川を横断する石造りの橋です。12世紀に完成したプラハ最古の石橋であり、王宮と旧市街地を結ぶ重要な役割を果たしてきました。
全長約516m、幅約10mの堂々とした姿は、まさに圧巻。欄干には30体の聖人像が立ち並んでおり、プラハの歴史と文化を象徴する存在です。橋の上から眺めるプラハ城や旧市街の景色で、中世ヨーロッパのタイムスリップ体験ができます。
夜になると、カレル橋はロマンチックな雰囲気に包まれます。周辺の建物から灯る光が橋を照らし出し、幻想的な空間を創り出しているところがポイント。ライトアップされたプラハ城は、昼間とはまた違った神秘的な魅力を放ちます。
スポット名 | カレル橋 |
住所 | |
アクセス | Staroměstskáから徒歩約5分 |
料金 | 無料 |
02| 火薬塔 (火薬門)
火薬塔は、プラハ旧市街広場から徒歩5分ほどの場所にある、高さ65mのゴシック様式の塔です。旧市街内でも特に目立つ存在で、プラハの象徴の一つとして親しまれています。15世紀に建てられた当初は「ニュータワー」と呼ばれていましたが、17世紀に火薬の保管所として使用されたことから、現在の「火薬塔」という呼び名に変わりました。
塔の外観は、後期ゴシック様式の装飾が施され、荘厳な雰囲気を醸し出しています。内部には186段の階段があり、登りきると展望台からはプラハ旧市街を一望できるところが魅力。
夏季に旧市街の写真を撮影したい場合は、午前中に訪れることで逆光を避け、美しい写真を撮ることができます。
スポット名 | 火薬塔 |
住所 | |
アクセス | Karlovy lázně(トラム駅)から徒歩2分 |
料金 | 190コルナ(約1,200円) |
03| 聖ヴィート大聖堂
聖ヴィート大聖堂は、プラハ城の敷地内に位置する、チェコ国内で最も重要かつ巨大なゴシック様式の教会です。正面にそびえる82mの塔は圧倒的な存在感を放ち、プラハの街のシンボルとして親しまれています。
内部は、奥行き124メートルもの広さがあり、数々の装飾で彩られた華麗な空間は、カトリック教会の威厳を感じさせます。中でも祭壇の真後ろに飾られたステンドグラスは、大聖堂最大の見どころです。太陽の光によって神々しく内部を照らす様子は、特に日が傾き始める時間帯に訪れると、より一層美しい光景を目の当たりにすることができます。
スポット名 | 聖ヴィート大聖堂 |
住所 | |
アクセス | Valdštejnské náměstí(バス停)から徒歩14分 |
04|ペトシーン公園
ペトシーン公園は、プラハ市内にあるペトシーンの丘の頂上に位置する、プラハ最大の緑地公園です。広大な敷地には植物園や庭園が広がり、一年を通して様々な花々を楽しむことができます。園内には、自由に収穫できるリンゴやナシの果樹園も設けられており、旬の時期には、採れたての新鮮なフルーツを味わえるところもポイントです。
公園内にはケーブルカーが運行しており、わずか5分で頂上に到着できます。頂上には高さ60mの展望台がありますので、プラハ市街の景色を眺めに訪れてみてはいかがでしょうか。
スポット名 | ペトシーン公園 |
住所 | |
アクセス | Petřín(ケーブルカー駅)から徒歩1分 |
05|旧市庁舎
旧市庁舎は、プラハ旧市街広場に面する、チェコ観光で定番のスポットです。美しい外観と、壁に設置された天文時計は、プラハのシンボルとして親しまれています。チケットを購入すれば、旧市庁舎内部の見学も可能です。豪華な装飾が施された市長室や、歴史を感じさせる会議室などを見学できます。
旧市庁舎内には、展望台に登れる塔があり、旧市街広場やモルダウ川など、プラハの街並みを一望できます。特に夕方は、オレンジから紺色へと姿を変える瞬間を堪能できます。夜になると建物が明かりで照らされ、昼間とは違ったロマンチックな雰囲気を味わえるので、ライトアップされた天文時計も必見です。
スポット名 | 旧市庁舎 |
住所 | |
アクセス | Staroměstskáから徒歩約5分 |
料金 | 300CZK(約2,000円) |
プラハ旅行で押さえておきたい!おすすめエリア5選
プラハ市内には、歴史ある教会や宮殿が現在まで残っており、歴史の息吹を感じる街並みを散策するだけでも楽しめるエリアが点在しています。
以下では、プラハ市内でおすすめのエリアを5ヶ所紹介します。プラハにはナイトライフを満喫できるエリアもありますが、夜間の街歩きは安全を考慮して遊ぶようにしましょう。
01|旧市街広場
旧市街広場はプラハ歴史地区の一部で、チェコならではの雰囲気を感じられる名所です。周辺には、旧市庁舎の壁に設置された天文時計や美しいステンドグラスが印象的な聖母教会など、見どころが満載。広場の中央には、宗教思想家のヤン・フスの像が建っています。
広場は、観光客だけでなく地元の人にも人気があり、カフェやレストランが軒を連ね、多くの人で賑わっています。特に、12月から1月にかけて開催されるクリスマスマーケットは、広場全体がイルミネーションで彩られ、熱気と華やかさに包まれます。
スポット名 | 旧市街広場 |
住所 | |
アクセス | Staroměstskáから徒歩約5分 |
料金 | 無料 |
02|新市街
プラハの新市街は、旧市街を囲むように広がっており、中央駅や市庁舎など美しい建築が特徴のエリアです。1348年頃にシャルル4世によって設立され、プラハで最大の都市計画として始まりました。現在はプラハの主要な観光エリアであり、一年を通して多くの観光客で賑わっています。
特にヴァーツラフ広場周辺は新市街内で最も賑わうエリアで、プラハ随一の繁華街として知られています。レストランやカフェだけでなく、ナイトクラブやバーも多くあり、プラハでのナイトライフを楽しむのに最適です。
新市街内の各広場では、11月下旬になるとクリスマスマーケットが開催されます。イルミネーションで彩られた幻想的な空間で、ホットワインや伝統的なお菓子を味わうことができる貴重なシーズンです。
スポット名 | 新市街 |
住所 | |
アクセス | プラハ中央駅から徒歩1分 |
03|ユダヤ人地区
プラハのユダヤ人地区は、世界的にも美しい保存状態を誇り、ユダヤ教会や町役場、墓地などが点在しています。ユダヤ人の文化や習慣、1900年代に起こったホロコーストの悲惨な歴史を学ぶことができるスポットです。
ユダヤ人地区には、シナゴーグと呼ばれるユダヤ教会があり、特にピンカスシナゴーグではユダヤ人に関する展示物の見学が可能です。教会内ではホロコーストにまつわる展示も行われており、世界最長の碑文の壁には収容所で亡くなった人々の名前が記されています。
ヨーロッパ最大のユダヤ人墓地である旧ユダヤ人墓地には、ユダヤ人コミュニティの中でも特に重要な人物が埋葬されています。ユダヤ人の歴史に興味がある方は、ぜひ併せて訪れてみてください。
スポット名 | ユダヤ人地区 |
住所 | |
アクセス | Právnická fakulta(トラム駅)から徒歩6分 |
04|フラッチャニ
フラッチャニは、プラハ市街地を見下ろす丘の上に位置するエリアで、プラハの歴史的文化財の中心として観光客で賑わっています。エリアの大部分はプラハ城が占めており、プラハ城を含む歴史的建造物群を見学する旅行者にとっては外せないエリアです。
他にも、バロック建築が魅力的な大司教宮殿や、プラハ随一の美しさを誇るシュヴァンツェンベルク宮殿など、見どころが満載です。
さらに、エリア内にはプラハらしいオレンジ屋根の家々が並んでおり、歩いて回るだけでも十分楽しめます。特にフラッチャニ広場は地元住民にとっても憩いの場であり、観光の合間に休憩するのにもおすすめのスポットです。
スポット名 | フラッチャニ |
住所 | |
アクセス | Malostranská(メトロ駅)から徒歩1分 |
05|マラー・ストラナ
マラー・ストラナは、ブルタヴァ川を挟んで西側に位置する、日本語で小地区や城下町を意味するエリアです。その名前の通り、プラハ城から見下ろす場所にあり、バロック様式の建造物が立ち並んでいます。
エリア内で最も目を引くのが、聖ミクラーシュ教会です。美しく輝く白壁が特徴的で、外観に施された彫刻と共に人々を魅了しています。内装にはスコッタ細工と呼ばれる技法が用いられ、模様が浮き彫りになっています。また、豪華絢爛なフレスコ画やシャンデリアが飾られており、内部も見どころが満載です。
マラー・ストラナには、聖ミクラーシュ教会以外にも、宮殿やショッピング通りなどがあります。また、プラハ最大の緑地公園であるペトシーン公園もあるため、マラー・ストラナへの訪問時にはぜひ一緒に訪れてみてください。
スポット名 | マラー・ストラナ |
住所 | |
アクセス | Staroměstská(トラム駅)から徒歩1分 |
プラハから日帰りの行き方も解説!ブルノの観光スポット6選
ブルノは、チェコ共和国の首都プラハに次ぐ第二の都市として、近年観光客の間で人気が高まっています。旧市街には、中世ヨーロッパの面影を残す城や大聖堂など、歴史を感じられるスポットが数多く点在しているところが魅力です。
ここでは、ブルノでおすすめの観光スポットを6ヶ所紹介します。プラハから日帰りで行けるスポットもあるので、ぜひブルノ旅行を計画してみてください。
01|聖ペテロ聖パウロ大聖堂
聖ペテロ聖パウロ大聖堂は、ブルノの旧市街を象徴する大聖堂です。威厳漂う外観と、ゴシック様式の荘厳な空間、そして万華鏡のように輝くステンドグラスが特徴です。晴れた日には、外から差し込む光がステンドグラスを鮮やかに照らし出し、神秘的な雰囲気に包まれます。
大聖堂内には、螺旋階段を登るとブルノの街を一望できる展望台があります。眼下に広がる街並みや、遠くに見える山々の景色は圧巻です。
スポット名 | 聖ペテロ聖パウロ大聖堂 |
住所 | |
アクセス | Vysehrad stationから徒歩約15分 |
料金 | 80CZK(約520円) |
02|トゥーゲントハット邸
トゥーゲントハット邸は、近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエによって設計された、20世紀建築を代表する邸宅です。その革新的なデザインと開放的な空間で、モダニズム建築の頂点の一つとして評価され、2001年には世界遺産に登録されました。
ブルノ北部の高台に位置する邸宅は、正面から見ると平屋のように見えますが、実際には3階建ての建築物です。2階の壁面はガラス張りで、内部には仕切りがなく広々とした空間になっています。2013年から一般公開がされており、家具や内装を自由に見学することが可能です。
プラハからブルノへは、電車や長距離バスで約2時間でアクセスできます。ブルノ中央駅から邸宅周辺までは、トラムで向かうことができるので、プラハ滞在中に気軽に訪問してみてはいかがでしょうか。
スポット名 | トゥーゲントハット邸 |
住所 | |
アクセス | Tomanova(トラム駅)から徒歩5分 |
料金(ツアー) | 450コルナ(約2,870円) |
03|レドニツェ城 (ブルノ郊外)
レドニツェ城は、ブルノ中心地から南へ約60kmに位置する、ネオゴシック様式の美しい城です。かつてリヒテンシュタイン家の夏の離宮として使用されていた城は、豪華絢爛な内装と広大な庭園で知られています。
城は1996年に世界遺産に登録され、城単体だけでなく周辺の庭園や景観も含めた文化的景観が評価されています。白亜の城壁や美しい庭園、遠くに見える丘陵地帯が織りなす風景は、まさに絵画のようです。城内はガイドツアーのみで入場可能で、王子の子供部屋や公爵のプライベートルームなど、当時の貴族の暮らしを垣間見ることができます。
プラハから城の周辺のブジェツラフまでは、鉄道で約3時間です。日帰り旅行も可能ですが、城と周辺の庭園をゆっくりと楽しみたい方は、ブルノに滞在することをおすすめします。
スポット名 | レドニツェ城 |
住所 | |
アクセス | Lednice, náměstí(バス停)から徒歩5分 |
料金 | 大人(25~64歳):300コルナ(約1,900円) 子ども(24歳以下):240コルナ(約1,530円) シニア(65歳以上):240コルナ |
04|ヴァルチツェ城 (ブルノ郊外)
ヴァルチツェ城は、ワインの産地であるヴァルチツェの中心に位置する、リヒテンシュタイン家の邸宅として利用されていた場所です。北側にあるレドニツェ城と共に、「レドニツェとヴァルチツェの文化的景観」として世界遺産にも登録されています。
ヴァルチツェ城を含めた周辺の景観は雄大で、城の外観にはバロック様式を用いて繊細さを感じられる造りになっています。城を囲むように作られた庭園は、細部まで手入れが行き届いており、散策するだけでも楽しむことができるでしょう。
内部には数百年も前に作られたワイン貯蔵庫が残っており、1月を除いて一年中ワインの試飲をすることができます。レドニツェ城と同様に内部の見学ツアーでのみ入場可能なので、興味がある方は公式サイトをチェックしてみてください。
スポット名 | ヴァルチツェ城 |
住所 | |
アクセス | Valtice(バス停)から徒歩7分 |
料金 | 大人(25~64歳):260コルナ(約1,660円) 子ども(24歳以下):210コルナ(約1,340円) シニア(65歳以上):210コルナ |
05|ゼレナー・ホラの聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会(ブルノ郊外)
ゼレナー・ホラの聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会は、ブルノの北西に位置する、小高い丘の上に建つ巡礼地として有名な教会です。教会には、ローマカトリック聖人の一人であるヤン・ネポムツキーが祀られており、1994年には世界遺産に登録されました。
教会の建築や内装は、ヤンを象徴する5つの星が至る所にちりばめられていることが特徴。聖堂や主祭壇の星型装飾、天井画や床のモザイクにも星を見つけることができます。
ブルノから教会の最寄り駅であるZdar nad Sazavouまでは、電車で約1時間15分です。駅に到着後は、Zdar nad Sazavou2行きの1A又は1Bのバスに約10分乗り、U pilyもしくはZámekで下車しましょう。
スポット名 | ゼレナー・ホラの聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会 |
住所 | |
アクセス | Zámek(バス停)から徒歩10分 |
料金 | 大人(19~64歳):150コルナ(約950円) 子ども(18歳以下):90コルナ(約570円) シニア(65歳以上):90コルナ |
06|ミクロフ城 (ブルノ郊外)
ミクロフ城は、オーストリアとチェコの国境近くにあるミクロフの街にそびえ立つ、中世の城です。城内は、過去に火災によって一部が焼失したため、当時のままの姿ではありません。しかし、貴重な書籍が収蔵された図書室や、ミクロフの街を一望できる展望台など、見どころは満載です。
夕方は、城から見下ろす街並みがオレンジ色に染まる美しい景色を楽しめるので、暗くなる前に訪れるのがおすすめです。城に入らず、城外だけの観光も可能。美しい庭園は無料で入場でき、自由に散策できます。
スポット名 | ミクロフ城 |
住所 | |
アクセス | Mikulov na Moravěから徒歩約5分 |
料金 | 無料~ |
チェコで世界遺産の街を訪れる!おすすめスポット3選
チェコは、中世ヨーロッパの面影を残す美しい街並みや、豊かな自然、そして歴史的な建造物など、多様な魅力を持つ国です。その魅力は、ユネスコ世界遺産にも認められており、現在、17ヶ所もの場所が登録されています。
ここでは、チェコで登録されている世界遺産の中から、3つのスポットを紹介します。行き方も一緒に紹介しているので、参考にしてください。
01|ザハリアーシュ広場
ザハリアーシュ広場は、チェコ南部の世界遺産都市テルチにある、パステルカラーの建物が並ぶ美しい広場です。他の観光地と比べて比較的混雑していないため、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
広場には、レストランやカフェ、土産物店などが立ち並び、テルチの街歩きを楽しむ拠点として最適です。レストランでは、テルチ名物のチーズ料理や伝統的なビールを味わいながら、美しい街並みを眺めることができます。
スポット名 | ザハリアーシュ広場 |
住所 | |
アクセス | Telčから徒歩約10分 |
02|チェスキー・クルムロフ城 (チェスキー・クルムロフ)
チェスキー・クルムロフ城は、プラハから南へ約3時間30分のチェスキー・クルムロフ市に位置する、ルネサンス様式の美しい城です。城を含む旧市街は世界遺産に登録されており、中世ヨーロッパの街並みをそのまま体験することができます。
城の敷地内に足を踏み入れると、高さ54mの塔がそびえ立ち、その存在感は圧倒的です。塔頂からは、ヴルタヴァ川やチェスキー・クルムロフが織りなす美しい街並みを一望できるところもポイント。塔への登り途中には、城の歴史を物語る展示品が並んでおり、城の変遷や歴代城主に関する資料を見学することで、より深く城の魅力を感じることができます。
チェスキー・クルムロフ城では、数百年にわたって守り神として熊が飼育されています。城内の堀で愛らしい熊を見ることができるのも、この城ならではの魅力です。
スポット名 | チェスキー・クルムロフ城 |
住所 | |
アクセス | Cesky Krumlov Spicak Bus Station(バス停)まで約1分 |
料金 | 大人(25~64歳):300コルナ(約1,900円) 子ども(24歳以下):240コルナ(約1,530円) シニア(65歳以上):240コルナ |
03|ホラショヴィツェの歴史地区 (ホラショヴィツェ)
ホラショヴィツェの歴史地区は、チェコ南部の南ボヘミア地方に位置する、小さな集落です。19世紀頃に作られた村は、白壁にオレンジ屋根の可愛らしい住宅が立ち並び、まるで絵本から飛び出したような風景が広がります。当時の生活様式や文化がそのまま残るホラショヴィツェの歴史地区は、1998年に世界遺産に登録されました。
村の北側には、ペストで亡くなった人々のための「ストーンヘンジ」と呼ばれる墓地があります。独特な形状の墓地は、ホラショヴィツェの歴史を感じさせる重要なスポットです。
プラハからホラショヴィツェへは、鉄道やバスを利用して約3時間です。チェスケー・ブジェヨヴィツェで下車し、40分ほどバスに乗り、ホラショヴィツェの集落へ向かいましょう。
スポット名 | ホラショヴィツェ |
住所 | |
アクセス | チェスケー・ブジェヨヴィツェからバスで約40分 |
チェコでは何をする?おすすめの旅のテーマ3選を紹介
チェコは、観光スポットやグルメ、ビールなど、多彩な魅力を持つ国です。歴史や美景、ビール好きの方にとって、チェコは訪れる価値のある国と言えるでしょう。
ここでは、チェコ旅行をよりディープに楽しむための3つのテーマをご紹介します。これらのテーマを参考に、オリジナルのチェコ旅行プランを作ってみてはいかがでしょうか。
01|チェコの雰囲気と料理を味わおう
ヨーロッパの中でも比較的物価が低いチェコは、旅行者にとって嬉しい国です。1食を3,000円程度に抑えることもでき、地域の雰囲気や文化、伝統を感じながら食事を楽しめる飲食店が数多く存在します。
ここでは、チェコ旅行でぜひチェックしていただきたいおすすめの店をご紹介します。
チェコ料理|U Kroka(ウ・クロカ)
ウ・クロカは、プラハで本格的なトルコ料理を楽しめるレストランです。地元の人々からも親しまれており、ランチタイムには行列ができるほどの人気店です。
ボリューム満点の料理は、どれも400CZK(約2,500円)前後とリーズナブル。ただし、予約なしだと満席で入店できない場合もあるので、事前に予約しておくことをおすすめします。
スポット名 | U Kroka(ウ・クロカ) |
住所 | |
アクセス | Karlovo náměstから徒歩約15分 |
カフェ|Kavárna Obecní dům(カヴェールナ オベツニー ドゥーム)
カヴェールナ オベツニー ドゥームは、プラハ旧市街にあるカフェです。華やかで個性的な内装はまるでミュージアムのようで、一歩足を踏み入れると非日常的な空間が広がります。
テラス席もあり、外のフレッシュな空気を感じながら食事を楽しめます。
スポット名 | Kavárna Obecní dům(カヴェールナ オベツニー ドゥーム) |
住所 | 5 Obecní dům, Náměstí Republiky 1090, Staré Město, 110 00 Praha, チェコ |
アクセス | Prague Main Stationから徒歩約15分 |
高級|Salabka
Salabkaは、ミシュランガイドにも掲載された、特別な食事を楽しめるレストランです。
落ち着いた雰囲気の店内は、高級感のあるインテリアで統一されており、ゆったりとくつろぎながら食事をすることができます。大きな窓からは、美しいワイン畑を眺めることができ、ワインを飲みながら景色を堪能するのもおすすめです。
Salabkaでは、旬の食材を使った独創的な料理を提供しています。熟練のシェフが丁寧に作り上げた料理は、見た目も美しく、味も絶品です。
スポット名 | Salabka |
住所 | Troja Praha 7-Troja CZ, K Bohnicím 57/2, 171 00 Praha 7, チェコ |
アクセス | Trojskáから車で約5分 |
テイクアウト|Plzeňka Olše
Plzeňka Olšeは、チェコ料理を手頃な価格で楽しめるレストランです。ボリュームのあるメインディッシュは185CZK(約1,200円)~325CZK(約2,100円)、ビールは45CZK(約300円)で提供されています。持ち帰りにも対応している点も魅力の一つです。
スポット名 | Plzeňka Olše |
住所 | |
アクセス | Lipanskáから徒歩約5分 |
02|チェコの世界遺産を巡り、趣を感じよう
チェコの伝統、歴史、美景を満喫したいなら、世界遺産巡りがおすすめです。チェコには14ヶ所の世界遺産があり、美しい街並みと歴史を感じられるスポットが数多く存在します。
地区一体が世界遺産として登録されているプラハ歴史地区やチェスキー・クルムロフ歴史地区は、散策にぴったり。特にプラハ歴史地区は観光スポットが豊富なので、ゆとりのあるスケジュールを組んで訪れることをおすすめします。
03|ビール大国チェコで思い出の乾杯をしよう
旅の楽しみの一つといえば、その土地の美味しい酒を味わうこと。ビール大国として名高いチェコでは、安価で種類豊富なビールを堪能できます。
プラハだけでも数多くのビアホールがあり、それぞれ個性豊かな味わいを提供しています。数日に分けて様々な店のビールを巡れば、チェコのビール文化を存分に味わえるでしょう。
中世ヨーロッパを感じられる国、チェコの魅力を堪能しよう
本記事では、チェコの観光スポットと旅のテーマを見どころと合わせて紹介しました。現在、日本-チェコ間の直行便はなく、成田や羽田、関西、中部国際空港から乗り継ぎの利用で、最短14時間ほどのフライトです。
チェコには、まだまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、チェコの1日モデルコースを2パターン紹介していますので、参考にしてみてください!
\チェコのモデルコースを紹介している記事はこちらから /
【2024】チェコの1日モデルコース2パターン!観光スポットの見どころも徹底解説
チェコは、中世の雰囲気を満喫できるスポットが点在している国です。今回紹介した観光スポットを参考に、オリジナルの旅行計画を立ててみてはいかがでしょうか。