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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク、「新型コロナウイルス」の影響‐続報 (12/02の状況)

  • 2021年12月3日
  • 出典:OTOA

「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークの状況をお知らせいたします。

日本の厚生労働省・各自治体が発行する「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」(和英)は、アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク入国時に有効であることを確認済みです。

また、日本で受診・発行のPCR陰性証明書は、アイスランド及びフェロー諸島にて有効です。

欧州乗り継ぎ地も含め、各国の検疫要件については、必ず渡航前にご利用の航空会社や各国大使館にご確認ください。

■ アイスランドの状況

◎ 日本からの旅行者の出入国時の検疫要件

アイスランド国内でもオミクロン株の陽性者が出ましたが、現時点で日本からの検疫要件に変更は無く、ワクチン接種完了者のみ、入国・旅行ができます。

2回目の接種から14日以上経過した「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」、

日本出発前72時間以内に日本で受診・取得した「PCR検査陰性証明書」及び日本出発前72時間以内に以下のURLから事前登録してバーコードを準備しアイスランド行き航空便の搭乗手続き時、及びケフラビク空港到着時に提示することで入国が可能となり、旅行者は空港到着時のPCR検査は不要です。

但し、7日以上滞在する業務渡航者は、空港到着時にPCR検査が必要です。その場合、ケフラビク空港到着後、鼻と喉で検体を取る無料のPCR検査を受け、約8時間後SMSで結果の通知を受け取ります。

→ 事前登録フォーム(visit.covid.is: Registration)

 https://visit.covid.is/registration/

出国の搭乗手続き時は、事前に予約を取った上で出発の72時間前以内にレイキャヴィクにてPCR検査を受けます(有料、7,000 ISK)。その結果が約8時間後~最長36時間以内に出るので、その陰性結果を踏まえ、原則、日本の厚生労働省指定の陰性証明書を作成(有料、5,895 ISK)~受領後に空港での手続き時に提示しアイスランドを出発する必要があります。なお、アイスランドで発行される陰性証明書も必要要件を満たしているため、日本帰国時の検疫をクリアできることは確認済みです。

出国前のPCR検査で陽性となった場合には隔離施設で療養後、PCR陰性証明書を取得し上記手順に従い出国が可能となります。

オミクロン株対策として、南アフリカなど7ヵ国からの入国者に新たに規制が発動されております。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況

新規陽性者数は国内検査で136名、入国時PCR検査を受けた人の中での陽性者は7名、現在隔離中の感染者1,566名。入院者は22名、うち集中治療室に入っている人は3名、死亡者数累計は35名です。

感染の疑いのある国内の自主隔離者数は1,772名、入国者の自己検疫者数は171名で自宅等で経過観察中です。感染者累計は18,198名です。

12歳以上の国民の約90%が2回目のワクチン接種を完了、3回目のブースター接種も進んでおります。

なお、国立病院に入院中のブースター接種を完了していた70代の男性がオミクロン株に感染していることが判明しましたが、海外渡航はしてないことから、既に国内で感染が進んでいる可能性があると指摘されております。

■ フェロー諸島の状況

◎ 出入国時の検疫要件

昨年2020年7月以来、日本から入国&旅行が可能となっておりましたが、本年4月01日以降は、2回目のワクチン接種後8日を経過すれば、空港到着時「ワクチン接種証明書」及び「入国前2日以内に受けたPCR検査陰性証明書」を提出すれば、即旅行が可能となる運用が継続しております。

機内・空港・公共交通機関でのマスク着用が義務化されております。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

現在の感染者数は503名、これまでの感染者数累計は3,750名となっています。検疫中の人は711名、入院者は4名、死亡者数累計は13名です。オミクロン株感染者は0名です。

12歳以上の人口で見ると、現在88.7%が2回目の接種を終え、1回目を含めると92.2%が接種を完了しております。

ワクチン接種を受け、社会的距離を保ち、衛生面に気を付けるのがオミクロン株への対策として現在最も重要である旨のコメントを保険省の医療顧問が出しております。

アトランティック航空のフェロー諸島~コペンハーゲン空港間のフライトは、昨日12月02日は4便が運航しております。

■ グリーンランド

◎ 出入国時の検疫要件

9月06日より2回目のワクチン接種済み旅行者は、コペンハーゲンでの搭乗手続き時に「接種後14日経過したワクチン接種証明書」及び「入国前72時間以内に受診・取得したPCR陰性証明書」を提出すれば搭乗・入国が許可され、到着時のPCR検査や入国後の自己隔離は免除され、即旅行が可能です。

なお、PCR検査については日本で受診したものは有効とされません。

北欧諸国に加え、11月01日以降はEU諸国、スイス、ルクセンブルグ、英国で受けたものが有効とされ、デンマークで受ける場合はコペンハーゲン空港内で受ける必要があります。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

現在の感染者は309名、死亡者は1名、累計の感染者数は1,542名、国立病院の入院者は2名です。オミクロン株感染者は0名です。

現在人口の66%が2回目のワクチン接種を完了、1回目を含めると71%が接種を完了しております。

機内・空港・公共交通機関でのマスク着用が義務化されております。

2021年7月01日よりコペンハーゲン~カンゲルルスアーク線が週4便となり、日本を含め外国人は1便223名まで搭乗でき、デンマークからの1週間の入国者数の制限が撤廃されております。

なお、ワクチン未接種者は、国内線への搭乗が不可となっております。

■ デンマーク

日本はEU渡航基準を超えているため、現在も「オレンジ国」に分類されております。

◎ 出入国時の検疫要件

日本からは、10月25日以降はPCR検査の陰性証明書の提示が不要となり、所定の「ワクチン接種証明書」(接種後14日経過、1年経過してないこと)の提出により入国・旅行が可能でしたが、12月01日よりドーハやドバイ経由で入国する旅客は到着後のPCR検査の受診が要件となりました。要件をクリアしたうえで往復とも乗り継ぎが可能です。

※参考: デンマーク政府の旅行者向けホームページ

 → Travelling to Denmark as a tourist

  https://en.coronasmitte.dk/covidtravelrules

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

国内の各規制が全て解除されておりましたが、感染の再拡大で再度マスク着用などの規制が導入されております。

デンマークの現在の感染者数は58,970名、入院者数427名で、うち57名が集中治療室に入っております。死亡者数は2,912名で、PCR検査を受けた累計数は48,676,424件です。同国でもオミクロン株陽性者が出ております。

国民の75.9%が2回目の接種を完了、77.9%が一回目の接種を完了しております。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会