成田旅客数、単月として過去最高400万人超え、国際線好調

  • 2018年9月30日

 成田国際空港(NAA)によると、2018年8月の利用概況で、国際線と国内線を合計した旅客数は前年比5%増の400万3567人となった。単月で400万人を突破するのはこれが初めてで、過去最高を更新した。

 内訳としては、国内線は5%減の70万8028人と苦戦が続いている一方、国際線が7%増の329万5539人とプラス成長し開港以来の最高値を更新。訪日需要が好調な外国人旅客が12%増の143万3975人で67ヶ月連続で前年を上回ったほか、日本人も5%増の154万1866人と伸長。また、通過客も1%増の31万9698人となった。

 また、国際線旅客数を方面別で見ると、最も伸び率が高かったのはアフリカ線の56%増で、次いで17%増の台湾線、アジア・中東線の13%増、欧州線の11%増、香港線の10%増などとなった。グアム線のみ15%減と前年を下回っている。

 このほか、旅客便の発着回数は国際線が5%増の1万5602回、国内線が5%減の4619回であった。国際線を方面別で観ると、中国線が2%減の2108回と数を減らしたものの、その他の方面はすべて前年を上回った。特に、台湾線が16%増の1303回と数を伸ばしたほか、もともとの数が多くはないものの、オセアニア線が12%増の545回、アフリカ線が69%増の44回などとなっている。

成田 路線別旅客数・旅客便発着回数 2018年8月

路線旅客数前年比(%)発着回数前年比(%)
太平洋線363,5005,400 (+2)3,10149 (+2)
欧州線14,90015,200 (+11)1,26126 (+2)
アジア・中東線407,70046,900 (+13)3,738275 (+8)
中国線197,2005,000 (+3)2,106-39 (-2)
韓国線180,70018,300 (+11)1,83956 (+3)
台湾線130,70019,000 (+17)1,303178 (+16)
香港線145,00012,700 (+10)1,14836 (+3)
オセアニア線60,0005,200 (+9)54560 (+12)
グアム線43,700-7,600 (-15)51618 (+4)
アフリカ線5,0001,800 (+56)4418 (+69)