成田旅客数、単月として過去最高400万人超え、国際線好調
成田国際空港(NAA)によると、2018年8月の利用概況で、国際線と国内線を合計した旅客数は前年比5%増の400万3567人となった。単月で400万人を突破するのはこれが初めてで、過去最高を更新した。
内訳としては、国内線は5%減の70万8028人と苦戦が続いている一方、国際線が7%増の329万5539人とプラス成長し開港以来の最高値を更新。訪日需要が好調な外国人旅客が12%増の143万3975人で67ヶ月連続で前年を上回ったほか、日本人も5%増の154万1866人と伸長。また、通過客も1%増の31万9698人となった。
また、国際線旅客数を方面別で見ると、最も伸び率が高かったのはアフリカ線の56%増で、次いで17%増の台湾線、アジア・中東線の13%増、欧州線の11%増、香港線の10%増などとなった。グアム線のみ15%減と前年を下回っている。
このほか、旅客便の発着回数は国際線が5%増の1万5602回、国内線が5%減の4619回であった。国際線を方面別で観ると、中国線が2%減の2108回と数を減らしたものの、その他の方面はすべて前年を上回った。特に、台湾線が16%増の1303回と数を伸ばしたほか、もともとの数が多くはないものの、オセアニア線が12%増の545回、アフリカ線が69%増の44回などとなっている。
成田 路線別旅客数・旅客便発着回数 2018年8月
路線 | 旅客数 | 前年比(%) | 発着回数 | 前年比(%) |
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太平洋線 | 363,500 | 5,400 (+2) | 3,101 | 49 (+2) |
欧州線 | 14,900 | 15,200 (+11) | 1,261 | 26 (+2) |
アジア・中東線 | 407,700 | 46,900 (+13) | 3,738 | 275 (+8) |
中国線 | 197,200 | 5,000 (+3) | 2,106 | -39 (-2) |
韓国線 | 180,700 | 18,300 (+11) | 1,839 | 56 (+3) |
台湾線 | 130,700 | 19,000 (+17) | 1,303 | 178 (+16) |
香港線 | 145,000 | 12,700 (+10) | 1,148 | 36 (+3) |
オセアニア線 | 60,000 | 5,200 (+9) | 545 | 60 (+12) |
グアム線 | 43,700 | -7,600 (-15) | 516 | 18 (+4) |
アフリカ線 | 5,000 | 1,800 (+56) | 44 | 18 (+69) |