エイチ・アイ・エス（HIS）はこのほど、「HISクーポン」のウェブサイトについて訪日外国人旅行者にも利用してもらえるよう、7言語への自動翻訳機能を導入した。利用可能となる言語は、2015年に訪日外客数で上位を占めた英語、韓国語、中国語繁体字・簡体字、タイ語、インドネシア語、ベトナム語。ミニマル・テクノロジーズが提供する多言語化ツール「WOVN.io」によるもので、今後最大で27言語まで拡充する予定だ。

　今回の新機能導入で、HISクーポン内の観光情報やクーポンの内容を自動で翻訳できるようになる。HIS主導の「地方創生・観光プロモーションコンソーシアム」に加盟している自治体や観光協会であれば無料で情報を登録可能で、観光協会の会員施設なども情報の変更などの操作を直接できるようになる。

　また、有料オプションとして平日や閑散期などの条件を限定したクーポン発行や、スマートフォンのアプリケーションへのプッシュ通知などのサービスも提供する。なお、スマートフォンのアプリケーションは英語のみの対応という。