7月の旅行収支は1474億円、21ヶ月連続の黒字
財務省がこのほど発表した国際収支状況の速報値によると、7月の旅行収支は1474億円の黒字で、前年同月から黒字幅を152億円増加した。黒字の計上は21ヶ月連続で、1996年以降の旅行収支では7月として過去最大の黒字となった。
日本政府観光局(JNTO)によると、7月の訪日外国人旅行者数は19.7%増の229万6500人。日本人出国者数は8.9%増の142万7000人だった。
前年は2067億円の赤字だった7月のサービス収支は、旅行収支が過去最大の黒字となったものの、「その他サービス収支」が赤字幅を321億円拡大して2972億円の赤字となった結果、全体では2223億円の赤字となった。一方、貿易収支とサービス収支をあわせた「貿易・サービス収支」は3917億円の黒字となり、前年の2947億円の赤字から黒字に転換した。
なお、経常収支は1兆9382億円で、黒字幅は前年から1444億円増加し、2014年7月から25ヶ月連続で黒字となった。