エイチ・アイ・エス（HIS）は5月1日、大阪・梅田に大阪駅前沖縄支店をオープンした。同社初の沖縄旅行専門店で、関西から沖縄への送客拠点を目指す。

　大阪駅前沖縄支店は、沖縄専門の店舗としては日本最大級の198平方メートルを誇る。店舗入口に高さ1．5メートルの巨大なシーサー像が2体設置され、カウンターは、現地から取り寄せた瓦屋根がデコレーションされている。店舗スタッフもかりゆしシャツで迎える。沖縄本島をはじめ石垣島や宮古島、西表島など離島のプランもそろえた。イベントスペースでは、沖縄物産展や三線ライブ、シーサー色塗り体験のワークショップなど様々な催しを行う。

　1日のオープニングセレモニーで、HIS取締役の織田正幸関西営業本部長は「沖縄観光コンベンションビューローの公認店として、沖縄オンリーの店舗です。2015年度の関西から沖縄への年間総客数は約131万人ですが、私どもの送客は10％にも満たない。これから一気にアクセル全開で送客します」と話した。

　沖縄県大阪事務所の岸本尚志所長は、15年の沖縄観光客数が793万人で過去最高を記録し「なかでも関西は4．6％の伸びで、一番の伸び率。16年度は840万人が目標です。梅田という関西最大のターミナルの店舗開設はその後押しになります」と期待した。

　1日店長を務めた沖縄出身のタレント山咲トオルさんは「離島に行ってから本島で1日過ごすのがお勧め」などと、沖縄旅行の魅力をアピールしていた。

　（16／05／16）

情報提供：トラベルニュース社