日本観光振興協会（日観振）は4月6日、「第64回 日本観光ポスターコンクール」の優秀作品を発表した。同コンクールは観光宣伝ポスターの質の向上と国内観光振興の促進を目的としたもので、15年10月5日から16年1月8日まで作品を募集。「国土交通大臣賞」には小田急電鉄の「江ノ電で、会いにゆく。」が、「総務大臣賞」には「燕三条 工場の祭典」実行委員会の「第3回『燕三条工場の祭典』ポスター」が選ばれた。

　今回は全国から203作品の応募があり、そのうち48作品が1次審査を通過。その後、3月9日の審査会で写真家の宮澤正明さん、デザイン活動家のナガオカケンメイさん、グラフィックデザイナーの左合ひとみさんが各賞を決定した。

　また、2月9日から3月7日までは消費者からのオンライン投票も実施。総投票数は2万9868票で、1位の白山市観光連盟「白山市観光ポスター」は2408票、2位の函館市「宝石箱のように、きらきら輝く街。～初めてでも何度でも感動する、函館～」は2343票を獲得した。3位は審査会で入賞作品に選ばれた安曇野市「朝が好きになる街 安曇野」で、獲得票数は1966票だった。

　各受賞作品はポスターコンクールのウェブサイトで公開。表彰式は9月22日から25日まで開催する「ツーリズムEXPOジャパン」の会場でおこなう。各賞の受賞作品は下記の通り。

▽日観振、「第64回 日本観光ポスターコンクール」
（作品名／出品者）
・国土交通大臣賞
江ノ電で、会いにゆく。／小田急電鉄

・総務大臣賞
第3回「燕三条工場の祭典」ポスター／「燕三条 工場の祭典」実行委員会

・観光庁長官賞
ふくしまデスティネーションキャンペーン／JRグループ

・日本観光振興協会会長賞
しまっておいた日本がある。岩美町／岩美町観光協会

・審査員特別賞
ウフフ！北陸新幹線／東日本旅客鉄道
明治維新150年 平成の薩長土肥連合／平成の薩長土肥連合

入賞
西の伊勢参り・東の出羽三山参り／山形空港利用拡大推進協議会
朝が好きになる街 安曇野／安曇野市
いっしょにいるだけでうれしい ありがとう南三陸町／南三陸町観光協会

・オンライン投票部門
（順位／作品名／出品者／票数）
1位 白山市観光ポスター／白山市観光連盟／2408票
2位 宝石箱のように、きらきら輝く街。～初めてでも何度でも感動する、函館～／函館市／2343票
3位 朝が好きになる街 安曇野／安曇野市／1966票
4位 しまっておいた日本がある。岩美町／岩美町観光協会／1586票
5位 積翠城の夜明け／郡上八幡産業振興公社／1514票
6位 伊勢志摩キャンペーン 伊勢神話への旅／伊勢志摩観光コンベンション機構／1502票