インフィニ・トラベル・インフォメーションはこのほど、自動発券システム「INFINI Smart Ticketing」のウェブ発券ツールの機能を拡張した。航空会社側で登録したプライベート運賃を利用する際のオプションとして3つの機能を追加することで、旅行会社のさらなる業務の効率化をはかる。

　追加した機能のうち「チケットデータセキュリティ設定機能」では、旅行会社がチケットデータセキュリティを設定することが可能になった。例えばホールセラーが管理者サイトで事前にセキュリティを解除したいリテーラーを設定することで、リテーラーがPNRを参照する場合の発券関連データの参照・変更操作を制限できる。

　また、「プライベート運賃優先設定」として、管理者サイトにおいて、航空会社別にプライベート運賃での計算のみを許可するオプションを追加した。運賃計算コマンドを限定することで、誤発券を防ぐことができるという。

　さらに、既存の運賃コマンドに加えて、プライベート運賃での複数運賃計算コマンド「WPA￥PV」の利用も可能となった。これにより公示運賃と同様に、プライベート運賃の計算時にも複数の運賃計算結果から希望の運賃を選択できるようになった。