KNT-CTホールディングスの2015年9月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比1.3％減の145億6303万円となった。このうち企画旅行は11.8％増の84億4049万円と増加したものの、団体旅行は20.6％減の24億6220万円、個人旅行は10.9％減の36億6034万円となり、ともに2桁の減少となった。

　企画旅行のうち、ホリデイはシルバーウィークの販売が好調に推移したことで15.9％増の23億2257万円に。方面別の取扱人数ではミクロネシア方面が好調を維持し、全方面では25.6％増と増加した。クラブツーリズムは9.8％増の60億7870万円だった。

　団体旅行では、一般団体は昨年に取り扱った大型の視察旅行や複数の招待旅行の反動で、32.9％減の16億5103万円となった。一方、学生団体は大型の修学旅行や研修旅行の取扱数が増加したことにより、26.6％増の8億1117万円と前年を大きく上回った。

　海外旅行以外では、国内旅行が7.5％増の303億3655万円、外国人旅行が39.4％増の11億8813万円となり、関連商品などを含めた合計は5.2％増の468億5598万円だった。国内旅行の詳細は別途記載（下記関連記事）。