オリエンタルランドの子会社で、国内でディズニーホテル3軒を運営するミリアルリゾートホテルズはこのほど、2016年6月に日本で4番目のディズニーホテル「東京ディズニーセレブレーションホテル」を開業すると発表した。東京ディズニーリゾート近くの新浦安エリアにオープンする。

　同ホテルは、同社の100％出資の子会社であるブライトンコーポレーションが展開する「パーム＆ファウンテンテラスホテル」を約30億円かけて改装するもの。同ホテルのうち「ファウンテンテラスホテル」を16年2月27日に閉館し、新ホテルとして6月に開業。また、「パームテラスホテル」を6月1日に閉館し、改装後同年秋をめどにオープンする計画だ。客室数は現在と同様で、旧ファウンテンテラスホテルが352室、旧パームテラスホテルが350室。新しい客室棟名は未定とした。

　ミリアルリゾートホテルズによると、現在同社が展開中のディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、東京ディズニーランドホテルの宿泊稼働率は年間90％以上。こうした需要の高さを踏まえ、4軒目のディズニーホテルの開業を決定した。

　新ホテルでは、客室やロビー、中庭などのホテル館内に東京ディズニーリゾートのモチーフを活かした装飾を施す。また、宿泊特化型ホテルとして、料飲施設やコンベンション施設を持たず、ベルサービスなどをセルフサービス化することで、手ごろな料金で宿泊を可能にするという。

　ホテル内には朝食専用施設とディズニーショップを設ける予定。そのほかの施設については未定だ。

　開業日や宿泊料金、予約開始時期などは後日発表する。なお、開業後の経営や運営についてはブライトンコーポレーションが担当する。