KNT-CTホールディングスの2014年9月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比3.5％増の282億2519万円となった。団体旅行は12.1％増の80億9468万円、個人旅行は2.5％増の46億6009万円でそれぞれ増加。一方、企画旅行は0.3％減の154億7042万円で微減となった。

　団体旅行のうち、一般団体は多くの文化イベントや各種大会の取り扱いが好調で15.6％増の42億1259万円。学生団体も堅調に推移し、8.5％増の38億8209万円となった。企画旅行では、メイトは九州などが好調だったものの、低価格商品のラインナップを縮小させたことなどから12.8％減の64億4159万円。

　クラブツーリズムは11.1％増の90億2903万円と好調。バス旅行を除く国内旅行部門は、三陸鉄道を利用した北東北商品や竹田城関連の関西商品などが好調で7.4％増。バス旅行部門も5.3％増と前年を上回った。テーマ旅行部門は、海外と国内のひとり旅が好調に推移し、14.6％増の2桁増となった。

　なお、国内旅行以外では、海外旅行は9.2％減の147億6218万円、外国人旅行は11.5％増の8億5237万円となった。関連商品などを合わせた総計は1.1％減の445億2056万円だった。海外旅行の詳細は別途掲載（下記関連記事参照）