セブンカルチャーネットワークはこのほど、「セブン旅ネット」で来年3月に北大西洋から北極海で見られる皆既日食を、ノルウェー海上空で観測するチャーターフライトツアーを発売した。

　同社によると、皆既日食は地上では北大西洋のフェロー諸島と北極圏のスバールバル諸島のみで観測可能だが、太陽高度の低さや気候に加え、現地までのアクセスや宿泊施設を考えると観測条件は良くない。このため、天候の影響を受けにくい飛行機上からの観測ツアーを企画し、アークフライ（OR）のボーイングB737-800型機をチャーターした。座席数は180席で、片側からの観測のため、片側2席のみを利用する。

　ツアーではアムステルダムからチャーター機に乗り込み、ノルウェー海上空で約3分40秒間の皆既日食を観測する。飛行ルートは国立天文台の相馬充氏の協力のもと、月の影を追いかけるようなルートを設定。ツアーには相馬氏も同行する予定で、現地で皆既日食事前講座や親睦会を開催する。

　旅行日程は2015年3月18日から22日で最少催行人数は50名。旅行代金は2名1室利用で49万8000円から83万8000円。