兵庫県豊岡市は、このほどロンドンで開かれた欧州最大規模の旅行博WTM（World　Travel　Market）に参加。日本からは東京や大阪、沖縄、京都が出展し、市単独としては豊岡市のみだった。

　ブースでは城崎温泉など豊岡市内観光、兵庫県のパンフレットやCDを配布し、旅行会社との商談、メディアへのアピールを行った。

　豊岡市ではWTMへ参加し、（1）日本に興味を持つ世界の旅行関係者、日本のインバウンド関係者の打ち合わせや情報交換、商談を行うのに効率的（2）日本政府観光局（JNTO）は、海外における販促に必要なネットワークを構築（3）欧州に対するインバウンド活動は未開拓で、潜在需要は大きい。円安傾向の継続、航空路線の充実は追い風④豊岡は訪日旅行先を代表する京都、大阪を訪れた外国人個人観光客に魅力的なオプションを提供できるなどと総括している。

　また同行した城崎温泉・三國屋の田岡茂さんは「WTMは民族衣装をまとった歌やダンスのパフォーマーや民芸品のプレゼント、体験型イベントなどが用意され、各国をアピールする最適な場所だ。欧米からのインバウンドを狙おうと思う自治体はもっと参加し、日本をアピールすべきだ」と話していた。

　WTM終了後にはパリに移り旅行会社などを訪問した。

情報提供：トラベルニュース社