ピーチ・アビエーション（MM）は2月20日、機内エンターテイメントサービス「high！」サービスを本格的に開始した。同サービスはマイシアターや電通と共同で提供する機内専用アプリ。MMでは2012年10月から那覇空港のLCCターミナルで、2013年3月から関西国際空港第2ターミナルの国内線搭乗待合室で実用実験をおこなってきた。

　マイシアターのアンケート調査では、80％以上が「LCCにも機内エンターテイメントサービスが欲しい」と回答。男女や世代ごとに希望のコンテンツジャンルが異なることも分かったという。MM代表取締役CEOの井上慎一氏は「本格サービス開始により、他航空会社以上のコンテンツ数となるエンターテイメントの提供が可能となる、全く新しいサービスが実現する」とコメントした。

　アプリでは搭乗前に、空港ターミナルの専用Wi-Fiから映画やドラマ、音楽、番組、雑誌、ゲームなどのコンテンツをダウンロードすることで、空港や機内でオンデマンドで楽しめるというもの。自宅で搭乗24時間前にコンテンツを事前ダウンロードすることも可能だ。

　無料コンテンツは約30タイトル、有料コンテンツは約500タイトル用意。合計最大2000タイトルまで拡大する予定とした。

　なお、今回の新アプリでは、電通が推進するID管理ソリューション「RII」と、米国キャッチメディアの「Play　Anywhere」を導入。セキュリティレベルの高い映像配信が可能となったという。