大阪府富田林市の寺内町（じないまち）は、江戸時代の寺院や商家などが数多く残る。この古い町並みを観光資源として生かそうという取り組みが進む。

　イベントは毎月のように開かれており、11月には土日祝日を中心に、町屋を店舗として活用しているパン屋や飲食店、小物販売店、クラフト店などが参加して28の多彩なプログラムを提供。まち歩きだけでなく町屋での体験を通して寺内町に根付く生活文化を体感してもらおうというものだ。
 地元の名家だった旧田中家住宅では「スイーツカフェ」。期間中は、懐かしい空間のなかでケーキや和菓子をコーヒーや抹茶が楽しめる。

　また、日帰りモニターツアーも2つ実施する。11月8、9日の「じないまちに利休を訪ねる一日」（料金は8500円から）は寺内町に残る茶室めぐりと茶事体験。11月16、17、23、24日の「じないまち巡りとスイーツカフェ」（同1500円から）はまち歩きと旧田中家住宅で富田林の人気店のスイーツを味わう。

　ツアーは観光庁の「官民協働により魅力的な観光地の再生・強化事業」として設定。JTB西日本大阪中央支店が企画・実施する。

情報提供：トラベルニュース社