成田国際空港は6月12日、デンバー国際空港と姉妹空港締結に調印する。これは、6月10日にユナイテッド航空（UA）が成田／デンバー線の直行便を開設したことに伴うもの。単体では実施が難しい先進的な取り組みを共同でおこない、両空港の持続的発展をめざすとともに、利用者に対する高品質なサービスの提供を目的としている。

　姉妹空港締結では、国際拠点空港として成長するため、定例会議を含めた情報共有や、人事交流、共同プログラムの実施、持続的発展に向けた戦略的パートナーシップの強化をはかる。具体的には、空港の管理や運営などで直面する課題について、ノウハウや意見の交流を実施。人事交流として、社員が派遣先で専門分野での懸案事項に関する対応策や、空港政策の動向について調査を実施。グローバルな人材育成につなげる考えだ。また、両姉妹空港が属している地域間の航空ネットワークの拡充もはかり、ビジネス、観光両面の発展に寄与するとともに、日米両国の経済活動の活性化にも貢献したいとしている。