公益法人改革関連法に基づき、新年度スタートとなった4月1日、観光関連団体が新法人へ移行した。

　ANTAは「一般社団法人全国旅行業協会」へ移行登記した。1966年に社団法人全国旅行業協会として設立認可されて以来、初めての大規模な組織転換になる。これに伴い、各都道府県ではANTA支部のほか、県単位で一般社団法人の旅行業協会を設立。法定5業務以外の事業を行う受け皿となるもので、大阪府では4月1日に一般社団法人全旅協大阪府旅行業協会の設立が認可された。

　日本観光振興協会は「公益社団法人日本観光振興協会」へ移行した。公益認定を受けたことで税制上寄付優遇の措置が適用され、より公益をもたらす組織体制に再編した。企画本部と事業推進本部の2本部制とし、前者は総務・企画・広報・調査研究を担う。後者は観光地域づくりや人材育成、旅行振興の部門を置き、より実効性の高い組織とする。

情報提供：トラベルニュース社