KNT-CTホールディングスの2013年1月の旅行取扱状況（※）で、海外旅行の取扱額は前年比17.8％増の132億6655万円となった。団体旅行が16.7％減の14億8932万円、個人旅行が4.6％減の31億2093万円となった一方、企画旅行が39.6％増の86億5630万円と好調に推移した。

　団体旅行は一般団体が19.8％減の11億9375万円、学生団体が1.1％減の2億9557万円。KNT単体の一般団体は、前年に招待旅行や業務渡航を多く扱ったため21.7％減となった。

　企画旅行は、ホリデイで取扱人数が減少したものの欧米など長距離方面の商品が好調で、取扱額は39.5％増。ただし、中国、台湾は領土問題の影響で引き続き低迷しているという。一方、クラブツーリズム分については、年末年始の欧州を中心に好調で41.3％増と増加。エジプトの回復とSIT需要の高まりも好調さの要因という。

　海外旅行以外のKNT-CTホールディングスの取扱額は、国内旅行が3.7％増の180億4938万円、国際旅行が11.4％減の3億5234万円で、合計が9.7％増の323億8062万円。国内旅行では、団体旅行が13.7％減となった一方、企画旅行が16.1％増と伸びた。また、クラツーも26.0％増となっている。

※近畿日本ツーリスト（KNT）、KNT個人旅行、KNT個人旅行販売、クラブツーリズム、KNT北海道、KNT東北、KNT中国四国、KNT九州、ユナイテッドツアーズ、KNT商事、KNTアジアの合計値。2012年12月までに掲載した取扱状況の記事では、クラブツーリズム、KNT個人旅行販売（旧KNTツーリスト）、ユナイテッドツアーズの3社の数値は含んでいない

※訂正案内（編集部　2013年3月15日 18時45分）
・訂正箇所：第1段落第2文
誤：企画旅行が39.6％増の86億5630万円
↓
正：企画旅行が28.1％増の86億5630万円

・訂正箇所：第3段落第3文
誤：年末年始の欧州を中心に好調で41.3％増
↓
正：年末年始の欧州を中心に好調で18.5％増