エイチ・アイ・エス（HIS）は、映画「草原の椅子」の公開を記念し、映画原作の舞台であるタクラマカン砂漠とシルクロードを周遊する8日間のツアーを発売した。映画を切り口にタクラマカン砂漠やシルクロードをアピールすることで、需要喚起をはかる考えだ。

　ツアーではタクラマカン砂漠をはじめ、ウィグル自治区のウルムチ、トルファン、カシュガル、ホータン、ニヤ、コルラなど、西域シルクロードの見どころをめぐる。原作で主人公たちが訪れたタクラマカン砂漠は車で横断。また、トルファンでは、仏教遺跡「ベゼクリク千仏洞」や、西遊記の舞台「火焔山」などを、カシュガルでは、モスク「エイティガール寺院」などを訪問する。そのほか、パキスタン国境とカシュガルの中間点に位置する、海抜約3600メートルの湖「カラクリ湖」も訪れる。

　出発日は5月1日から9月23日。旅行代金は、中国国際航空（CA）利用、大人2名から3名1室利用の場合、大人1名36万9000円から39万9000円。最少催行人数は2名とした。