ジェットスター航空（JQ）は11月1日から、関空／シンガポール／ダーウィン線に就航する計画を発表した。関係当局の認可が前提だ。まずは週3便で運航し、12月17日から週4便に増便する予定。これにより、ジェットスターグループは関空から最大で週31便の国際線を運航することになる。

　JQによると、JQの日本／シンガポール間の直行便は今回が初めて。関空からの直行便に対する需要の高まりに応え、決定した。同グループではジェットスター・アジア（3K）が関空からマニラ経由と台北経由でシンガポール線を運航中だが、好調に推移しているという。

　ターゲットはインバウンドとアウトバウンド双方を見込んでおり、同グループのネットワークを活用した乗り継ぎ需要も視野に入れている。関空／シンガポール間は、ジェットスター・ジャパン（GK）の国内線との接続利便性を考慮したスケジュールを設定。GKの成田／関空線を利用した成田発需要も見込む。また、シンガポールではシンガポール／メルボルン線との接続も可能だという。

　運航機材は関空／シンガポール間がエアバスA330型機で、ビジネスクラス38席、エコノミークラス265席の303席、またはビジネスクラス42席、エコノミークラス268席の計310席。シンガポール／ダーウィン間はエアバスA321型機で、エコノミークラスのみの220席で運航する。

　JQでは関空／シンガポール線の航空券の販売を7月17日から開始。同路線はエコノミークラスは1万円から、ビジネスクラスは6万円からで提供するが、7月18日23時59分までは就航記念セールとして、エコノミークラス5000円、ビジネスクラス3万円と半額で提供する。詳細な運航スケジュールは下記の通り。

▽JQ　関空／シンガポール／ダーウィン線　運航スケジュール（11月1日～）
JQ63便　KIX　10時30分発／SIN　16時20分着（月、金、土）
　　　　SIN　22時20分発／DRW　04時30分着※翌日（月、金、土）
※12年12月17日以降は火曜日も就航
JQ64便　DRW　18時20分発／SIN　21時20分着（木、金、日）
　　　　SIN　22時30分発／KIX　06時00分着※翌日（木、金、日）
※12年12月17日以降は月曜日も就航