日本旅行業協会（JATA）は、今年4月から開始しているビジット・ワールド（VW）事業の一環として、新たなウェブサイト「もっと！海外へ」を作成し、5月中旬に公開した。これはVW事業のダイレクト・マーケティング＆メディア活動として実施するもの。JATAでは3月まで実施してきたビジット・ワールド・キャンペーン（VWC）活動でもBtoBをベースにしたウェブサイトを展開していたが、今回のVW事業への移行にともない、一般消費者も視野に入れてウェブサイトをリニューアルした。

　新サイトでは、JATA会員旅行会社のウェブサイトのリンクに加え、各社の「夏旅」商品のページヘ簡単にアクセスできるようにリンク集を展開。旅行商品のリンク集を含めたウェブ展開は、JATAとして初めての試みだ。「夏旅」販促の支援をおこない、JATA会員旅行会社を通じた海外旅行の増加をはかる。

　また、各政府観光局のウェブサイトとのリンクも現在進行中だ。加えて、各局の情報に基づき、サイトで世界各地のデスティネーションを画像とともに紹介。海外旅行を検討中の消費者にアピールすることで、潜在的な海外旅行の需要喚起をねらう。さらに、業界関係者向けにイベントやセミナーの情報を掲載し、旅行業界のポータルサイト化をめざす考えだ。