ジェイティービー（JTB）は10月1日、インドに旅行事業を展開するための子会社を設立する。インドは経済成長が著しく、日系企業も多く進出していることから、業務渡航や企業の報償旅行などの需要が高まっているほか、インドの中間所得層が拡大しており今後インド人の海外旅行の伸びにも期待できるという。

　JTBでは2009年以降インドに駐在員を派遣し事業展開の可能性を検討してきており、このほど本格的な進出をはかることとなった。設立当初は日系企業の出張手配やMICE事業を中心に事業を展開し、その後日系企業以外の企業や、訪日事業にも取り組む。将来的にはインド人の日本以外の海外旅行取り扱いも視野に入れており、2015年には年間取扱高5億円から6億円規模をめざす。

　なお、詳細は下記の通り。

▽新会社
商号：JTB　India　Private　Limited（仮称）
所在地：インド　グルガオン市（デリー近郊）
出資比率：JTB　80％、JTB　PTE　LTD　20％
社員数：発足時は13名（予定）