日本旅行の2011年3月の海外旅行取扱額は、前年比9.4％増の117億4819万2000円であった。東日本大震災が発生し、大手各社が軒並み打撃を受けた中で出色の結果。海外旅行では、企画商品が前年割れしたものの団体旅行と企画商品以外の個人旅行が好調であった。国際旅行も66.7増の7億8095万2000円と大幅に前年を上回った。

　海外企画商品は、自社商品が7.1％減の44億6907万9000円、他社企画商品が14.1％減の7億4356万8000円となり、合計も8.1％減の52億1264万7000円。団体旅行は、一般団体が4.6％減の8億8666万7000円となったものの、教育団体が7.3％増の10億1075万7000円となり、合計では1.4％増の18億9742万4000円となった。また、企画商品以外の個人旅行は48.8％増の40億7884万7000円であった。

　なお、国内旅行は、団体旅行が29.5％減の20億4315万2000円、企画商品が38.0％減の50億5245万6000円、個人旅行が34.2％減の62億667万7000円、合計35.0％減の133億228万5000円となった。また、海外、国内、国際のすべてを含めた旅行総取扱額は18.5％減の258億3224万6000円であった。


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