名鉄観光、10年度海外重点市場は中国・香港、3.3万人送客めざす

  • 2009年12月3日
 名鉄観光サービスは、2010年度の海外重点送客地を中国と香港に設定した。全社で合計3万2500人の送客をめざす。2009年度も中国へ2万7000人の送客目標をかかげていたが、景気後退や新型インフルエンザなどの影響で苦戦。2010年度は中国市場に再度チャレンジするため、香港とともに重点市場に掲げた。日本から中国や香港へのフライトが多いことや、目玉となる上海万博の開催を契機に送客につなげるねらいだ。

 団体需要取り込みでは、中部営業本部で「アジアとくとくキャンペーン」を継続して取り組む。価格訴求ではなく、内容を重視した「喝采の味プラン」や「アジアなホテル」などの商品を充実させることで他社との差別化をはかる。個人旅行では、東京、大阪、名古屋共通となる上海や香港などのパターン商品を積極的に展開する。


名鉄観光、10年度当期純利益は設立以来最高の7億円めざす−団体営業強化で(2009/12/03)