ハワイ会イーストは11月19日、「ハワイセミナー2010」を開催した。10年ぶりのセミナー主催であった昨年に続き、今年も3部屋で異なるテーマのセミナーを実施。3部屋ではそれぞれ“ネイバーアイランドの魅力”、MICEとマラソン、ウェディングの“テーマ別プレゼンテーション”、ファミリーと女性1人旅の“ターゲット別ハワイの楽しみ方”と題したプレゼンテーションを実施した。

　ハワイ会イースト会長でハーツ・アジア・パシフィックのセールス＆マーケティング部副部長の広脇敬氏は、「会員が自らの利益のためではなく、ハワイを盛り上げるために知恵を絞った」といい、前回はプレゼンテーションを実施したホテルの情報提供をワークショップに切り替え、必要なホテルの情報をすばやく手に入れられるようにするなど工夫したという。

　また、広脇氏は、現在の市場動向について「ハワイ好きなリピーターのボリュームは減っていない」と分析。その上で、「リピーターと、減少していると考えられるファーストタイマーそれぞれの層に対して、適切に情報を発信することが重要」と語った。セミナーでも、例えばネイバーアイランドのプレゼンテーションではリピーターにも提案できるようなコアな内容を盛り込んだ一方、MICEなどテーマ別プレゼンテーションでは他デスティネーションとの比較など、ファーストタイマー向けの情報も伝えており、旅行会社の参加者がどちらの層にもアプローチできるようにした。

　なお、ネイバーアイランドのプレゼンテーションでは、オアフ島以外の島々を中心に、“サンセット”や“サンライズ”を観るのに適した場所、“知られざるビーチ”“ロマンチックポイント”“ホテルチェックインまでのすごし方”“グルメ”などの情報を提供。例えば“知られざるビーチ”では、マウイ島の赤い砂のカイハルル・ビーチや、ハワイ島にある緑の砂のグリーンサンド・ビーチを紹介した。