近畿日本ツーリスト（KNT）は、11月の連休と年末年始に臨時便とチャーター便を利用するミクロネシア方面のパッケージツアーを設定した。10月23日から順次販売を開始する。市場が「安・近・短」の傾向を示す中、KNTのミクロネシアへの取扱人数が10月から12月の東京発で前年比20％増となるなど好調であることから、定期便以外で取扱人数の積み増しをめざす。座席は合計1000席を確保し、取扱人数は35％増まで引き上げるねらいだ。

　商品は、コンチネンタル航空（CO）の臨時便を利用する成田発グアムや、JALウェイズ（JO）チャーター便の羽田発サイパン・テニアン、全日空（NH）チャーター便の羽田発グアム、アシアナ航空（OZ）チャーター便の成田発サイパンの4種類。成田発は、臨時便やチャーター便であることから夜の出発となるため、金曜日の仕事が終わってからでも参加可能な点を打ち出す。また、NHの羽田発グアムは12月29日と31日出発の設定で、オプションとしてCOチャーター便を利用した初日の出フライトを用意した。また、JOチャーターの羽田発サイパン・テニアンでは、マニャガハ島へのツアーやサイパン半日島内観光に追加代金なしで参加できるようにした。

　旅行代金は、例えばCO臨時便の成田発グアムが3連休を利用可能な4日間の商品で5万9800円から、OZチャーターのサイパン商品は、年末年始で4日間と5日間を設定し、5万7800円からとした。