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オーストリア、コンテンポラリーな魅力展示−東京デザイナーズウィークで

  • 2009年10月6日
 10月30日から11月3日にかけて開催する、国内最大規模のデザインイベント「東京デザイナーズウィーク2009」において、オーストリアの文化と現代デザインを紹介する「SPOT ON WIEN − Flashing Austrian Design and Music」が催される。現代の家具、プロダクトデザイン、ファッション、ダンスパフォーマンス、そして電子音楽にスポットをあて、伝統だけではない現代のウィーンの魅力を紹介するのがねらいだ。来日したオーストリア政府観光局CEOのペトラ・シュトルバ氏は、「このイベントで伝統とモダンが融合したウィーンの新しい魅力を知ってもらい、ぜひ実際にウィーン、オーストリアを訪れていただきたい」と話した。

 同プロジェクトは、ウィーン市観光局の主催で、オーストリア政府観光局などをパートナーに、またオーストリア航空およびオーストリア家具産業協会、オーストリア通商代表部がスポンサーとして協力し催すもの。同局CEOのペトラ・シュトルバ氏は、「同イベントに参加したのは、日本からもっと多くの観光客を誘致したいから。昨年は20万8000人の日本人がオーストリアを訪れてくれた。これはアジアからの渡航者の3人に1人が日本人ということになり、国別に見るとアメリカに次いで2位となる。ウィーンの伝統的な文化に加え、新しいモダンでクリエイティブな魅力を紹介することで、より一層の来訪を期待したい」と語った。

 同プロジェクトは、まず「東京デザイナーズウィーク2009」内で開催される「100% Design Tokyo」において、厳選されたオーストリアの30のコンテンポラリー・デザインやプロダクト・デザインを展示。展示ブースをフォトスタジオ風に設置、来場者が自由に展示品の写真を撮影できるようにする。展示する30作品は現代のウィーンがクリエイティブな作家の集まる文化のるつぼであることを示しているという。ウィーン市観光局局長のノルベルト・ケットナー氏は、「今年は日本とオーストリアの修交140周年。この展示会で、伝統とモダンが融合したウィーンの魅力を感じて欲しい」と述べた。