エアー・アンド・トラベル・マーケティング（A＆TM）はこのほど、ブータンの国営航空会社、ドゥルックエアー（KB）と日本地区発券代理店（PSA）の契約を締結した。これにより、本格的にKB航空券の販売を開始する。同社では、ブータンが掲げる「GDPは低くとも国民総幸福量（GNH：Gross National Happiness）は世界一」のテーマを軸にプロモーションを展開していく方針だ。

　ブータンへの旅行はビザ取得や、事前の宿泊施設予約が必要となるため、現地手配のオーセンティックブータンツアーズととも契約、旅行会社をメインに航空券のほか現地手配についても実施していく。A＆TM代表取締役の栗原宗利氏によると、「ブータンへの日本人訪問者数は年間で多くても2000人程度」と少ないものの、「エコやハピネス、ヒーリングをテーマに販売していきたい」と話し、新たなデスティネーションとしての可能性に期待を示した。