日本旅行業協会（JATA）のVWC2000万人推進室は、2009年度の事業として取り組む学園祭応援プログラムの対象に5団体を選出した。これは、学生層の海外旅行需要を喚起する目的で学園祭の企画を募集し、優秀な企画に活動費用の30万円を支援して学園祭でその企画を実施してもらうもの。締め切り日の7月10日までに17件の応募があったといい、その中から5団体を決定した。VWC2000万人推進室室長の澤邊宏氏は、学生が海外旅行に行く動機づけとなることのほか、「楽しく実行できる企画かどうか」も選出基準となったと話し、多様な企画の応募があったことを紹介した。

　今回選出した5団体は、9月18日のJATA世界旅行博にて企画意図や進捗状況を発表する。また、同日には学生の求める旅を探るタウンミーティングも予定している。選出団体と企画内容は下記の通り。


▽学園祭応援プログラム選出団体
・立教大学／清水ゼミ「立教EXPO2009」
人間の五感を通して海外の魅力を訴える展示で動機付ける
・流通科学大学／高橋ゼミ「中国美食探訪」
中国各地の料理を紹介し、食文化の比較から興味を喚起する
・松本大学／佐藤ゼミ「飛び出せ！若者　海外経験が地球を救う」
海外経験の価値をテーマとしたパネルディスカッションと異文化紹介
・桜美林大学／国際ツーリズム研究会「COME＆SEE　WORLD　大学生、長い夏休みをどう使う」
映像展示を中心として高校生や大学生に現実的な海外旅行イメージを与える
・西部文理大学／菅生ゼミ「実は行きやすい海外」
海外体験の発表を通じて海外旅行を身近に感じてもらう


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