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南アフリカ、ワインによる旅行需要喚起に期待−認知度向上がカギ

  • 2009年7月30日
 南アフリカ観光局(SAT)日本地区代表ブラッドリー・ブラウワー氏は7月24日、在日南アフリカ大使館が主催した南アフリカ産ワインのセミナーでプレゼンテーションを実施し、南アフリカ産ワインによる旅行需要の拡大に期待を示した。ブラウワー氏は「おいしい食事もワインも良い旅の思い出となる」とし、南アフリカ産ワインの認知度が向上することで、南アフリカへの渡航者増をはかることができると説明した。

 ブラッドリー氏によると、南アフリカを扱う日本のオペレーターは、ワイナリーやブドウ農園を訪れ試飲などができるワインルート・ツアーを必ず1つは持っているものの、「南アフリカ産ワインの知名度が低いため、まだツアー本数は少ない」という。

 南アフリカでのワイン作りには350年の歴史があり、特に1990年代から質の向上が進んだことで輸出が増加。1992年の輸出量は3000万リットルであったが、2008年には4億リットルまで拡大した。ただし、イギリス、オランダ、北欧やアメリカが主要な市場で、日本では認知度が低いのが現状だ。ブラウワー氏は、「2010年のワールドカップ開催国である南アフリカは今とても注目されている。この機会にワインを紹介し、認知向上をはかる」と意気込みを語った。