関西国際空港は先ごろ、2009年度春・夏の関空利用促進ツアーコンペの審査を実施、応募総数71企画から優秀企画35企画を選定した。このうち、関空発海外旅行商品は29企画で、関空経由の海外旅行商品は5企画、国内旅行商品は1企画。このなかから、今回は新たにビジット・ワールド・キャンペーン（VWC）推進を推進する目的で、「VWC特別賞」として日本旅行、エイチ・アイ・エス（HIS)、ジャルパックの企画を選出している。

　VWC特別賞を受賞した日本旅行の「パンダづくしの雅安・成都」は、ベストツアーでの設定。四川大地震で被害を受けた地域の復興を支援するコンセプトであり、その支援の方法としてパンダに焦点をあてた点、さらに旅行代金を低く抑えて需要喚起をはかろうとする点を評価した。また、HISの「世界遺産リゾートホイアンで過ごす休日」は、VWCの重点市場であるベトナムとその中部のホイアンに注目した点を評価。ビーチリゾートと世界遺産のノスタルジックな街並みを観光できる2つの魅力を盛り込み、ベストシーズンにクオリティの高いホテル滞在ができるツアー内容だとしている。ジャルパックの「日本航空エグゼクティブクラスで行くチェンライ＆バンコク　ゴールデントライアングルで過ごす7・8日間」は、VWCの重点市場であるタイで、新しいビーチリゾートのチャンセーンを紹介するとともに、カップルに限定してジャングルリゾートでの非日常的な演出をはかる企画を評価した。関空では今回の受賞企画については今後、積極的にピーアールしていくという。