UA、成田~シカゴ線再開へ 日本語版アプリも投入、シカゴ観光局と送客促進
ユナイテッド航空(UA)は、10月25日に予定する成田~シカゴ線の運航再開に向け、日本市場でのサービス拡充を進めている。10月9日にはシカゴ観光局(Choose Chicago)と都内で旅行会社向けセミナーを共催し、ANAとの共同事業による航空ネットワークや、建築、スポーツ、芸術などシカゴの多彩な観光素材を紹介。さらに15日には、予約から旅程管理まで日本語で利用でき、日本円での決済にも対応したモバイルアプリの提供開始を発表した。
セミナー冒頭、UA日本地区営業統括本部長の佐久光俊氏は、シカゴが観光目的地として日本市場で必ずしも売りやすい都市ではないと認めつつ、MLBで活躍する日本人選手への関心の高まりなどを背景に、新たな旅行需要の創出に期待を示した。
UAの成田~シカゴ線は、冬期スケジュールが始まる10月25日から毎日1往復で再開する。機材はボーイング787-8型機で、座席数はビジネスクラス28席、プレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス194席の計243席。成田発UA868便は18時に出発し、シカゴに同日15時50分に到着する。復路のUA867便はシカゴを11時40分に出発し、翌日15時15分に成田に到着する予定だ。
これにより、UAは既存の羽田~シカゴ線と合わせて、東京からシカゴへ毎日2便を運航することになる。共同事業パートナーのANAが運航する成田、羽田発着便を含めると、日本~シカゴ間は両社合計で1日4便体制となる。
UAはシカゴ・オヘア国際空港を主要拠点の一つとして、220都市以上にネットワークを展開。今回の再開によって米国中・東部への乗継利便性が高まるほか、ANAの国内線ネットワークを活用した日本各地からの旅行商品の造成にも選択肢が広がる。
セミナーでは、オーランドやマイアミ、ボストンなどの米国内都市に加え、カナダのトロント、ブラジルのサンパウロなどへの乗継例を紹介。UAは、航空座席の供給力がFITだけでなく、団体旅行や企業視察、MICEなどの手配にも重要だと強調した。
また、商品面ではビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」やプレミアムエコノミークラス「ユナイテッド・プレミアムプラス」を紹介し、快適な長距離移動を支える機内設備やサービスもアピールした。
日本語版アプリ、日本円での予約・決済に対応
UAは10月15日、同社モバイルアプリの日本語版をリリースしたと発表した。同社によると、完全な日本語版アプリを提供するのは大手米系航空会社で初めて。日本円での運賃表示・決済に対応し、日本の利用者がフライトの検索・予約からチェックイン、搭乗券の取得、到着までの旅程管理を日本語で行えるようになった。
アプリでは、搭乗状況や預け入れ手荷物の位置をリアルタイムに確認できるほか、米国内での乗継時には、次の搭乗ゲートまでの道順や徒歩での予想所要時間などを案内する。運航状況に乱れが生じた際には、一定の条件下で利用者に合わせた振替便の選択肢を提示する機能も備える。また、乗継時間が短い旅客については、後続便の出発を遅らせて待機させることが可能か判断する「ConnectionSaver」の技術を活用した通知機能も提供する。
UAによると、同社利用客の85%以上が搭乗日にアプリを利用しているという。今回の日本語対応では、翻訳内容を日本国内の専門家らが校正し、自然で分かりやすい表現を追求した。スマートフォンの言語設定が日本語であれば、アプリも自動的に日本語で表示される。
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