東武トップツアーズが、新たな事業創造と拡大する旅行需要に対応すべく2025年1月1日付の組織改正と人事異動を発表した。組織改正では、営業統括本部内に「未来共創ラボ」、「地域創生・ソーシャルデザイン推進部」、「DX・Web3.0推進室」、「インバウンド事業推進部」の4部門を設置する。

　未来共創ラボでは、新規事業創出を目的にR&B（Research & Business Development）を推進する。コロナ禍以降、顧客や地域社会からは旅行業に留まらない多様な領域での相談が増加する中、固定観念にとらわれない事業の可能性を追求していく。

　地域創生・ソーシャルデザイン推進部は、社会課題をイノベーションの力で解決すべくコロナ禍に設置した"ソーシャルイノベーション推進部"の役割・機能を拡大したもの。今後はより一層「地域創生」を前面に押し出し、観光とデジタルの力で地域社会や暮らしを豊かにする。

　DX・Web3.0推進室は、人材不足などの課題に対し、生成AIやブロックチェーンなどの先端技術を展開しDXを推進する部門。現在のDX推進室と全国支援室内Web3.0チームの機能・スキルを統合したもので、情報技術の総合的な活用で取り組みを一層強化する。

　インバウンド事業推進部は、今後さらに需要拡大が予想される訪日市場に対し、全国横断で事業展開を図る部署。特に、同社の強みとなる"MICEインバウンド拡販"や"クルーズ事業"を中心に、海外エージェントへの積極的な営業展開や国内外のネットワークを生かした各自治体との連携による地域創生に寄与するインバウンド事業の拡大を目指す。

　人事異動の詳細は下記の通り。