3月も半ばを迎え、暖かさと寒さが入り乱れ、今年の冬も終わりが近づいていますね。やはり春の訪れと共に花々の見頃が観光への喚起を促してくれているようで、多くの方々の往来が3月に入り活発になるこの頃、観光に携わる皆様も忙しさを増しているのではないでしょうか。

　その反面、相変わらず人手不足に悩み、多くの宿泊事業では残念ながら100%お部屋を稼働させられる状況に無いという旅館ホテル様も多いと思います。折角お客様が多くいらっしゃるタイミングなのにお断りせざるをえないもどかしさを私も共有しています。

　さて今回は、「人手不足」を解消する為の根本とも言える、人がここで「働きたい」と感じられる職場とはどんな職場なのでしょうか？ということをテーマに考えていきたいと思います。

　宿泊事業に従事したいという方は、基本的に接客が大好きでお客様とコミュニケーションを多く取れて、人の役に立てることを喜びと感じられる方々がほとんどだと思います。特に新卒で社会に出て働き始める方々は、キラキラした目で希望を抱いて、お客様との時間を楽しみにしながら働き始めてくれると思います。とは言うものの現実的には、夢に描いた理想の時間とはギャップがあって、徐々に現実と向き合い始めるとやっぱり報酬や休暇、労働時間などに意識が傾き、当初持っていた「おもてなしマインド」が薄らいできてしまって、最終的には離職＝異業種への転職を選択するという結果が多い様に感じます。

　「じゃあ、やっぱり報酬も高く休みも沢山あって、労働拘束時間も短く無いとダメなのか」と考え、高い給与を提示でき、労働拘束時間を短く、休みも多く確保できる職場環境を作るのかというと、私はそれだけだとは思っていません！

この続きを読むには、無料会員登録が必要です。

無料会員登録して、
トラベルビジョンをもっと活用しよう！

会員向け記事が読める

トビィ抽選会に参加できる

コメント投稿ができる

優待情報が閲覧できる

今すぐ無料会員登録

すでに会員の方はログイン