日本旅行業協会（JATA）は、4月1日から来年3月31日にかけて「平日に泊まろう！」キャンペーンを実施する。旅行総需要拡大、オーバーツーリズム解消、旅行の満足度向上を目的にしたもので、一部自治体で進むラーケーションなどの休暇取得促進の動きと合わせ機運を醸成する。

　本キャンペーンは、JATA会員旅行会社で1人1万円以上の平日宿泊を含む旅行を購入した方を対象に、旅行期間を4月1日～6月30日、7月1日～9月30日、10月1日～12月31日、25年1月1日～3月31日の4期に分け、各期毎で3万円、もしくは1万円の旅行クーポンをそれぞれ抽選で20名にプレゼントするもの。旅程の内、平日の宿泊が1泊でも含まれていれば応募可能となり、応募は専用サイトのフォーム、もしくは郵送で行う。

　当たったクーポンは、応募時に購入した旅行会社で、次回1人あたり1万円以上の国内宿泊旅行を購入する際に利用できる。

　JATAでは、以前から「笑う旅には福来たる」キャンペーンなどを実施してきたが、国内旅行推進部長の野浪健一氏は「これまで、応募は数社の大手旅行会社で購入、申し込みされた方に限られていた」と認知度の部分で課題を残したが、今回はそれぞれの旅行会社で周知が図れるようチラシを作成し、希望する旅行会社に発送する。

　野浪氏は「できるだけ多くの会員各社様にご協力いただき、キャンペーンを通して平日旅行を訴求していきたい」と語った。