TIFS会員の取組をご紹介するシリーズ第2弾は株式会社パートナーズ 東京支社 旅客事業部の村山貴義さんの取組をご紹介します。

　村山さんは横浜生まれの横浜育ち。社会人としてのスタートは銀行系の業務渡航専門会社、その後長きに渡り業務渡航関連業務に従事された後、リロケーションの会社・観光産業専門の人材会社を経てパートナーズへ入社。

　パートナーズの主たる事業は公共事業のインフラ整備に関わる発注者支援及びコンサルタント業務とお聞きしていたので、旅行業に進出された背景を先ずはお聞きしました。

　広義の意味での建設・公共投資は少子高齢化の影響を受け、長期的には市場規模が縮小することが想定されるため、他分野への進出を積極的に進められており、選ばれたのがIT・貿易と旅行事業、そこにこれまでの経験を買われ村山さんが参画され、まさに0⇒1で取組まれているとの事です。

　当初は中国からのいわゆる富裕層をターゲットにしたビジネスを検討されていたそうですが、現在は今まで築き上げたネットワーク及び人脈が有るタイへの日本企業進出サポートに注力されています。

　また、将来的には未だ外国人が知らない日本の魅力的な地域へインバウンド旅行者を送客する事を考えていて、その為には「ここぞ」と思う地域には数カ月居住して、魅力の発掘・磨き上げ及び地域との交流をした上で企画造成及び販売をされたいと仰っていました。

　上記のような特定地域に特化した取組をご一緒して頂ける地元企業の方が居られれば、是非ご連絡が欲しいとの事です。また、会社としては日本酒や化粧品の製造・輸出等貿易も手掛けられていますので、特産品等の海外展開に関してのご相談もお待ちしているとの事です。

　TIFSへのご要望としては「小規模な我々ではパートナーや旅行資源を持っている事業者と新たに出逢うのは現実的にはかなり難しい。他の団体が行っている交流イベントも広く浅い関係構築にはなるものの、なかなか具体的な話しに進展し辛い。個々の会員のニーズを汲み取って、相乗効果が期待出来るパートナーを個別に紹介して頂けると助かる。」

※TIFS運営からのお願い：会員の限りある時間と苦労を重ねて培ってきた知見を尊重し、情報収集目的のみのお問い合わせはお控えください。