楽天グループ上級執行役員 コマースカンパニー トラベル&モビリティ事業 ヴァイスプレジデント 髙野芳行氏
新年明けましておめでとうございます。宿泊施設様ならびにパートナー企業の皆さまにおかれましては、日頃より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
2023 年は、「楽天トラベル」にとって、様々な取り組みが花開いた年でした。コロナ禍で始めたブランディング施策に加えて、レジャー旅行向けキャンペーン、インバウンドのサイトリニューアルなど、宿泊施設様やパートナー様とともに行ってきた取り組みも旅行者の皆さまに評価され、好調な実績につなげることができました。深く感謝いたします。
旅行業界がめざましい回復を見せる一方で、国内外の社会情勢に目を向けると、未だ多くの不確実性に直面します。こうした時代において、旅行会社には、あらゆる事象を的確に汲み取り、いち早く柔軟に対応していくことが求められています。「楽天トラベル」は、全国の宿泊施設様との緊密なコミュニケーション、ならびに楽天グループのエコシステムを活用して、変化に適応し、旅行者に選ばれるサービスであり続けることを目指します。
そのための鍵の一つは、AI を含むテクノロジーの活用だと考えています。楽天グループとしても、昨年に幾つかの AI 関連の取り組みを発表しましたが、今年は「楽天トラベル」においても、これまで以上に AI の活用を推進していきます。最先端のテクノロジーを通じて、多様化するユーザーのニーズに対応し、最高の旅行体験をお届けしていくとともに、宿泊施設様の業務効率や集客力の向上にも資する仕組みを考え、業界全体の成長に貢献いたします。
本年も未来を見据えた投資に加えて、宿泊施設様やパートナー様と一致団結し、様々な分野で新しい挑戦を続けていきたいと考えています。また、旅行業界のサステナブルな発展にも、引き続き取り組んでまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。