日本旅行業協会（JATA）が運営するアウトバウンド促進協議会と韓国観光公社（KTO）が、9月1日～11月30日出発の企画旅行、オプショナルツアーを対象に実施した「韓国絶品グルメ30選商品コンテスト」の授賞商品を発表し、最優秀賞にあたる「韓国観光公社賞」に阪急交通社東日本営業本部メディア営業三部の「8都市を巡る韓国縦断4日間」が選ばれた。

　同コンテストは、食を通した韓国の地方観光活性化を目的に実施したもので、総勢15社21部署が参加。韓国絶品グルメ30選を最低1箇所取り入れた50の旅行商品から5つが表彰された。

　KTO日本地域センター長の金観美氏によると、今年の訪韓日本人旅行者数は230万人に達する見通しで、19年比では約70%まで回復。来年には19年並（327万1706人）の回復を目標とするなかで、直行便が就航していない「地方の魅力発信を旅行会社と協力し、幅広い年代に訴求できるか」（金観美氏）が課題となる。今回実施されたコンテストを続けるかは未定だが、KTOでは引き続き商品造成の支援を行う方針で、同社東京支社次長の姜煕珠氏は「日韓関係が回復に向かうなかで、団体も回復の兆しを見せている。来年以降は団体送客の施策も考えている」と語った。

　「韓国絶品グルメ30選商品コンテスト」授賞商品は下記の通り。