JTBとTrip.com Groupは、アジア圏からの訪日インバウンド領域における宿泊施設や各自治体など事業パートナーの課題解決を目的とする合弁会社JTB Inbound Trip（仮称）の設立に合意した。

　協業により、Trip.com Groupが有するグローバル販売網と、JTBの仕入力を活用して、旅行者に対する宿泊施設選択肢の増加や、旅行者と宿泊施設のニーズマッチング、宿泊施設や観光施設などの販売網拡大を図る。

　そのほか、宿泊施設や各自治体へは、Trip.com Groupの訪日インバウンド市場に係る知見と、JTBが47都道府県に持つDMC拠点を活用して、誘客に向けたコンサルティングや仕入コントロール機能による、観光需要の集中の緩和や平準化、旅行者からの多言語の問い合わせやシグナルへの対応、自治体向け訪日インバウンド市場の戦略設計支援、オンライン予約サイトを活用した自治体への誘客プロモーションなどを提供していく。

新会社の概要は下記の通り

社名：株式会社JTB Inbound Trip
設立時期：2023年10月（予定）
株主および持株比率：株式会社JTB 51.0%、Trip.com Group 49.0%
事業内容：国内仕入業務連携、訪日インバウンド戦略コンサルティグ