ゲントの見どころとしてよく知られているのは、聖バーフ大聖堂の祭壇画でファン・アイク兄弟の手になる門外不出の「聖なる子羊の礼拝(神秘の子羊)」ですが、実は冬場には別なハイライトがあります。それは、夜。照明デザイナーによって設計されたライトは、レイエ川の両岸に立ち並ぶギルドハウスをきれいに浮き上がらせ、幻想的な雰囲気を演出しています。

夜景を楽しむにはまずは運河沿いを散歩。談笑する学生たちとすれ違い、ちょっと疲れたらカフェやレストランでひとやすみ。川沿いには多くのショップやレストラン、カフェが点在していますから、ぶらぶら探索するのにもぴったりです。

また、ときには運河クルーズで水上から景色を眺めるのもおすすめです。昼間なら35分間の定期クルーズがあり、夜間は定期便ではありませんが、グループでの予約があれば運航が可能。冬のきりりと澄んだ空気の中に浮かび上がる絵画のような町並みを十分堪能できるでしょう。




花の街、また、ゲント大学があり大学の街としても知られるゲント。住人たちは出歩くのが大好きで、市場やカフェなどにとても活気があります。売られているものも、昔ながらの駄菓子や花々、生活用品など生活感のあるものが多く、お土産にもちょっと目先の変わったものを手に入れることができるでしょう。金曜日広場ではマーケットがたち、地元の人々でにぎわっています。曜日によって売られているものが違い、また閉店時間も違うので事前にチェックしておくていいでしょう。多くは午後には閉まってしまうので、早起きして出かけたいものです。




ゲントのクリスマス・マーケットは町の中心でもある聖バーフ大聖堂前の広場で開催されています。ジャズやフォークミュージックのパフォーマンスが、マーケットに彩りをそえ、エミール・ブラウン広場にはスケートリンクが登場します。12月12日から30日までの期間中、50店舗ほどが出展しにぎわいます。


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H-1  聖ミヒール橋(出発) レイエ川にかかる橋で、この街を代表する見事な風景を望む

H-2  コーレンマルクト 旧市街の中心に位置する広場。夏場は若者でにぎわう

H-3  鐘楼と繊維ホール 高さ91メートルの市民の象徴である鐘楼と15世紀のラシャ取引所

H-4  聖バーフ大聖堂 ファン・アイク作の傑作・祭壇画「神秘の子羊」が圧巻

H-5  ファン・ホーレベケ ゲントのシンボルである鐘楼の広場に面するチョコレート専門店

H-6  市庁舎 ゴシックとルネッサンスが折衷する建築様式

H-7  聖ニコラス教会 細微な彫刻を施された祭壇をもつ荘厳な教会建築

H-8  大肉市場 ギルドと礼拝堂も併設された15世紀の中世の屋内肉市場

H-9  デ・デュレ・グリット 店内は古いフランダース地方のスタイル。オリジナルのビールが楽しめる

H-10  金曜広場 名前の通り金曜日には市場(マーケット)が開かれる

H-11  大砲「気狂いフリート」 民族博物館の川向かいにある15世紀の赤い大砲

H-12  民族博物館 ゴシック様式の施療院内。100年前の庶民の生活や工房を再現

H-13  フランドル伯居城 フランドル伯アルザス家のフィリップが1180年に建造した城塞

H-14  旧魚市場 17世紀の建築。聖フェールレ広場に位置する

H-15  聖ミヒール橋(終)




I-1  聖ミヒール橋(出発) レイエ川にかかる橋で、この街を代表する見事な風景を望む

I-2  コーレンマルクト 旧市街の中心に位置する広場。夏場は若者でにぎわう

I-3  パクハウス 倉庫を改装したモダンで値段も手頃なレストラン。シーフードが美味しい

I-4  シー・ジャン 聖ニコラス教会に隣接するフレンチの老舗

I-5  鐘楼と繊維ホール 高さ91メートルの市民の象徴である鐘楼と15世紀のラシャ取引所

I-6  ファン・ホーレベケ ゲントのシンボルである鐘楼の広場に面するチョコレート専門店

I-7  市庁舎 ゴシックとルネッサンスが折衷する建築様式

I-8  デ・デュレ・グリット 店内は古いフランダース地方のスタイル。オリジナルのビールが楽しめる

I-9  金曜広場 名前の通り金曜日には市場(マーケット)が開かれる

I-10  大砲「気狂いフリート」 民族博物館の川向かいにある15世紀の赤い大砲

I-11  民族博物館 ゴシック様式の施療院内。100年前の庶民の生活や工房を再現

I-12  フランドル伯居城 フランドル伯アルザス家のフィリップが1180年に建造した城塞

I-13  旧魚市場 17世紀の建築。聖フェールレ広場に位置する

I-14  大肉市場 ギルドと礼拝堂も併設された15世紀の中世の屋内肉市場

I-15  聖ミヒール橋(終)




ゲントでは、地元に根づいた面白い食べ物がたくさんあります。例えばローカルショップとして、ゲントでしか買うことができない老舗マスタードショップ「ティーレンタイン(Tierenteyn.)」、駄菓子屋「テメルマン(Temmerman)」のキャンディや素朴なお菓子、そしてワッフル発祥の地とも言われているカフェ「マックス(MAX)」などがあります。ゲントの名物はチキンのワーテルゾーイ。寒い冬に最適のワーテルゾーイは、チキンをクリームスープ仕立てにした煮込み料理です。



ゲント市立現代美術館をはじめゲントにある多くの美術館では、日曜日の午前中(〜13時まで)は個人見学者の入場(常設展示のみ)を無料にしています。無料のガイド付きツアーを開催しているところもあるので、日曜日は早起きして美術館めぐりもいいでしょう。ツアーは予約が必要なほか、オランダ語のみの場合がありますので、必ず事前にチェックしてください。



 
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