茨城空港、にぎわい見せる国内初の「LCC対応空港」

  • 2010年8月26日

 茨城空港が今年3月11日に開港して約半年が経過し、7月22日には来場者数が50万人を超えるなど、県の担当者も「順調」と表現する滑り出しを見せている。ただし、首都圏の“空の玄関”をめぐっては、羽田空港の国際化や成田空港のLCC専用ターミナルの検討など、一般には大空港の話題が強調されているが、実際には空港内は旅客以外の利用者も含めて多くの人でにぎわっていた。「首都圏のLCC空港」としての存在感確立に向けて歩を進める茨城空港の内部を写真で紹介する。


取材:松本裕一

  • 空港のターミナルビルは2階建てで、1階に出発・到着ゲートやCIQ、チェックインカウンターを集約。2階にはフードコートなどの商業エリアと送迎デッキを配した

    2階建ての空港ビル

  • 写真中央にあるエスカレーターの左隣が出発ゲート。出発ゲートの左右にチェックインカウンターが配置されている

    1階の様子

  • 春秋航空の搭乗手続きを待つ旅客。スカイマークでは、客室乗務員がカウンターでの応対を兼務。こうした工夫が低コストを実現する

    チェックインカウンター

  • 出発ゲートは国際線と国内線で共有。すぐ横にチェックインカウンターがあるなど、簡素化の結果として利便性が向上している部分も

    出発ゲート

  • 出発ゲートを過ぎればすぐに搭乗口に到着できる。写真には写っていないが、右手には喫煙スペースが設けられていた

    搭乗口

  • LCC対応空港であるため、飛行機は自走式で搭乗ブリッジはなし

    アシアナ航空便に搭乗する旅客

  • 到着ゲートは国際線と国内線で分かれている。空港に入って右側が国際線、左側に国内線の到着ゲートがある

    国際線到着ゲート

  • 国際線到着ゲートの右隣には旅行会社のカウンターも

    旅行会社のカウンター

  • ターミナルビル2階のフードコート。お昼時ということもあってか、ほとんどの座席が埋まっていた

    フードコート

  • 2階の売店。茨城の老舗菓子店「亀じるし製菓」が運営する。菓子だけでなく航空自衛隊関連のグッズも販売していた

    売店(その1)

  • 茨城空港の地元の特産品を販売。電池などの小物も取り扱っていた

    売店(その2)

  • 2階中央奥の送迎デッキは、多くの人で混みあっていた

    送迎デッキ(その1)

  • 送迎デッキからは滑走路が一望可能。航空自衛隊の飛行訓練も見ることができる

    送迎デッキ(その2)

  • 中国のLCC、春秋航空の定期チャーター初便が到着

    春秋航空の到着

  • 春秋航空の歓迎式典。報道陣や見物客が多く集まり、注目度の高さがうかがえた。大洗高校のマーチングバンド部がテレビ番組「水戸黄門」のテーマソングを演奏

    春秋航空歓迎式典の様子