カレーや紅茶、舞踊や音楽、五感を刺激するスリランカの旅

  • 2012年11月8日

 世界遺産探訪やワイルド・サファリ、アーユルヴェーダなどのアクティビティで、人気の高まるスリランカ。くわえて、現地では朝食にも供されるスパイシーなカレーや名産である紅茶、エリアによって特徴ある衣装で繰り広げられるキャンディ・ダンスに太鼓やラッパの賑々しい音楽など、まさに五感が刺激された5日間だったスリランカ視察の旅を案内する。

取材協力:スリランカ政府観光局、スリランカ航空
取材/小野アムスデン道子

  • 怪我をしたり群れから離れたゾウを保護し、野生に戻すための施設。1日4時間は水浴びをしているゾウを間近に見ることができる。ゾウに乗れる場所も近くにあって人気の観光地

    ピンナワラのゾウの孤児院

  • ネゴンボのホテル、ジェットウィング・ブルーの朝食。朝からブッフェにはいろいろな種類のカレーが並ぶ。これはストリング・ホッパーと呼ばれる米粉を型から絞り出して蒸したものにダル・カレー(豆のカレー)をかけたもの

    朝食からカレーが並ぶ

  • 漁村ネゴンボの海岸には、おびただしい数の魚が干されていて壮観だった。近年、ビーチ・リゾートとして開発されているが、漁村としての地元の素朴な素顔を見るのもまた楽しい

    壮観な海岸での干し魚づくり

  • ネゴンボの魚市場で。とても親日的なお国柄で、日本人と見るや、笑顔で話しかけてくる人も多い。漁師のおじさんがシイラの大物を自慢げに見せてくれた。魚市場は早朝4時から6時ぐらいまでが競りの時間。7時過ぎにはもう終わりかけている

    魚市場で自慢の獲物を見せる漁師

  • 英国統治の時代からセイロン・ティーとして知られ、輸出量世界一を誇る紅茶。産地として、高原の避暑地ヌワラ・エリヤが有名。香り高く、おいしい

    ダンブッラに向かう途中のティータイム

  • 1881年創業のアジアで歴史を誇る醸造所、ライオン・ブリュワリーのビール。ラガーは爽やかななかにモルトの香りがしっかりとして、カレーにもぴったり

    スリランカのビール、ライオン

  • ダンブッラのヘリタンス・カンダラマでのランチ。カレーと共にチャツネなどの薬味やサンボルと呼ばれるココナツと野菜を和えたものが並ぶ

    カレーと共に並ぶ様々な薬味

  • 5つの石窟に数々の仏像が並ぶ石窟寺院は巨大な岩山にある。入り口の黄金寺には見上げるばかりの黄金の大仏が鎮座する

    ダンブッラ石窟寺院への登り口の黄金寺

  • 薄暗い第1石窟に横たわる14メートルもある巨大な涅槃像。紀元前1世紀と石窟のなかでは最古のもので、岩をくり抜いて作られた

    ダンブッラ石窟寺院の巨大な涅槃像

  • ダンブッラの石窟寺院の外には美しいスイレンの花が咲いていた。スリランカの国花だ

    スリランカの国花スイレン

  • カードという水牛のヨーグルトに椰子からとれた甘い蜜をかけて食べるデザート。この椰子蜜が優しい甘さでおいしい

    ヨーグルトに椰子の蜜をかけて

  • そそり立つ岩山、120段もの階段の上にある宮殿跡や、美女の描かれたフレスコ画が有名だが、どうやってバランスを取って作ったのかと思う巨岩の入り口にも目を奪われる

    シーギリヤ・ロックにて巨岩の入り口

  • ポロンナルワに残る数々の仏教遺跡。聖域の入り口には仏教の輪廻を示すムーンストーンと呼ばれる半円形の石が敷かれている

    聖域への入り口にあるムーンストーン

  • 昼食で入ったレストランに並ぶベジタリアン・カレー。野菜や果物など種類が豊富。豆、オクラやナス、パイナップルにマンゴーなども

    ベジタブル・カレーの種類の多さに驚く

  • スリランカで最初にできたシバ神の寺、コネスワラム寺院。鮮やかな色合いのヒンズーの神々

    トリンコマリーのヒンズー教寺院

  • スパイス・ガーデンにて料理やアーユルヴェーダに使うスパイスやハーブについての解説を聞く。この大きな実はナツメグ。中の赤い部分は、カレーに使うグランマサラの原料になる

    スパイス・ガーデンで見たナツメグの実

  • キャンディアン・ダンスは、スリランカ各地の民族舞踊のほか皿回しなども。最後を飾る火渡りの儀式は、火の粉が飛ぶほどで息を飲む

    キャンディアン・ダンスの火渡りの儀式

  • コロンボ出身の有名建築家であるジェフリー・バワの事務所が、今はレストランになっている。コロンボには、カフェを併設した雑貨店など洒落たお店も多い

    コロンボのギャラリー・カフェ