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メキシコ、世界遺産「銀の道」のコロニアル都市を巡る

  • 2012年1月27日

　2010年に世界文化遺産に登録された「内陸部の旧王道」、通称「銀の道」には、そのルート上にメキシコを代表するコロニアル都市がいくつもある。メキシコには31の世界遺産があるが、同ルート上やその周辺には複数の世界遺産が点在し、数多くの世界遺産を効率的に周遊することも可能だ。

　アエロメヒコ航空（AM）では昨年11月、南北に分かれる銀の道のうち、北ルート上にあるケレタロ、サンミゲル・デ・アジェンデ、グアナファトの3つのコロニアル都市とグアダラハラ、メキシコシティ、テオティワカン遺跡を組み合わせたコースの視察旅行を実施。多様な魅力に触れられるコースの様子を写真でまとめた。


取材協力：アエロメヒコ航空
取材：江藤詩文

  • ゲートウェイはメキシコシティ。写真はカテドラルに祀られている黒いキリスト像。毒を盛られた信者のためにその毒を吸い取り、黒くなったといわれている。背後の祭壇は18世紀初頭にスペインから持ち込まれた様式で、メキシコ・バロックの特徴がある

    メキシコシティ／カテドラル

  • メキシコ国内でチェーン展開している百貨店サンボーンズ。本店はメキシコシティの歴史地区にあり、三大巨匠といわれるホセ・クレメンテ・オロスコによる壁画を見ることができる

    メキシコシティ／サンボーンズ

  • メキシコシティからケレタロの間にあるテポツォトランには、メキシコ三大教会といわれるサンフランシスコ・ハビエル教会がある。メキシコ人も多く訪れる観光地で、特に日曜日はメキシコ人で賑わう

    テポツォトラン／ハビエル教会

  • サンフランシスコ・ハビエル教会の内部。細かな装飾が床から天井までびっしりとすき間なく施されている黄金の祭壇がある

    テポツォトラン／ハビエル教会

  • メキシコでは、ほとんど英語が通じないものの、人々は親切でフレンドリーだった。東洋人が珍しいようで、国内旅行をしているメキシコ人に記念撮影を頼まれることも多い。これはケレタロでのひとコマ

    ケレタロ／人々との触れ合い

  • サンミゲル・デ・アジェンデの町は、パロキア教会を中心にこぢんまりとまとまっている。コロニアル様式の装飾が施されたカラフルな建物が並ぶ路地は、歩いているだけでも楽しい

    サンミゲル・デ・アジェンデ／街並み

  • サンミゲル・デ・アジェンデの民芸品市場やその周辺には、土産物を売る店がびっしり。メキシコらしい衣類や帽子、バッグやポーチ、カラフルなアクセサリーなど品揃えも豊富。女性参加者の目を奪っていた。ツアーでは、ここで自由時間をとることが多い

    サンミゲル・デ・アジェンデ／民芸品市

  • ピピラの像が立つ高台から見下ろしたグアナファトの夜景。夜景見物も銀の道ルートを回る楽しみのひとつだ。歴史を感じさせるコロニアルな町並みがライトアップされて、昼間とは違う表情を見せる

    グアナファト／夜景

  • グアナファトの観光名所のひとつ口づけの小道。メキシコ版ロミオとジュリエットといわれる悲恋の物語にちなんで命名され、恋人たちに人気。記念写真を撮影するための行列ができていた

    グアナファト／口づけの小道

  • グアナファトの見どころのひとつフアレス劇場。正面玄関の柱はギリシャ風に装飾された、メキシコの三大劇場のひとつといわれる美しい建築物で、銀山がもたらした豊かな富を彷彿させる

    グアナファト／フアレス劇場

  • グアナファトにあるディエゴ・リベラ美術館はフリータイムに訪れたいおすすめのひとつ。１階は当時の生活様式が再現され、2階には油絵やパステル画、リトグラフなどさまざまな作品が展示されている

    グアナファト／リベラ美術館

  • グアダラハラにあるハリスコ州政庁舎に描かれたホセ・クレメンテ・オロスコの壁画。メキシコ独立の父といわれるミゲル・イダルゴを描いたもので、思わず息を飲む迫力。文字の読めない人々に対しても反権力のメッセージを伝える、視覚的な効果をもたらした

    グアダラハラ／オロスコの壁画

  • グアダラハラにある全9室のブティックホテル、ホテル・デル・カルメンの１室。全室に意匠の異なる装飾を施している。「富裕層向けの個人手配旅行などで使ってみたい」という参加者も

    グアダラハラ／ブティックホテル

  • グアダラハラ郊外のトラケパケ。目抜き通りには新進アーティストによるユニークなオブジェがたくさん飾られ、賑やかな雰囲気を演出している。路地の両サイドには、センスのいいショップが並ぶ

    トラケパケ／目抜き通り

  • ナチュラルな素材から作られたアイスクリームは、トラケパケの名物。アイスクリームを味わいながら新進アーティストのオブジェと記念撮影をしたり、そぞろ歩きを楽しむ

    トラケパケ／目抜き通り

  • グアダラハラから空路メキシコシティへ移動。郊外の南北アメリカ大陸最大の都市遺跡テオティワカンへ。月のピラミッドから眺めた太陽のピラミッドと死者の道。5世紀には約15万人がここで暮らし、繁栄を極めていたが、忽然と消滅したといわれている

    テオティワカン／太陽のピラミッド

  • ツアーでテオティワカン観光後に立ち寄ることが多いレストラン。食事はブッフェ形式。先住民によるダンスや歌の演出がある。日本人グループには、リクエストで「川の流れように」を歌ってくれた

    テオティワカン／レストラン

  • メキシコの典型的な朝食チラキレス。揚げたトルティーヤチップスにサルサソース、カッテージチーズ、クリームをかけたこってりした一皿。豆のペーストのフリホーレスが添えてあるのが一般的（チップスの下に敷いてある）

    メキシコ料理

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