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2度目の横浜寄港、キュナードのクイーン・メリー2

  • 2010年3月12日

 キュナード・ラインのフラッグシップ「クイーン・メリー2」(QM2)。恒例といえる新春の世界一周クルーズの途次、2度目の横浜寄港を果たした。日本地区総代理店を務めるクルーズ・バケーションが、停泊中の時間を利用して実施した内覧会に参加したが、パブリックスペースは見学できたものの、全1296室ある客室はすべて満席。「キュナード」のネームバリューの強さを垣間見た印象だ。2004年に就航した客船だが、その内部は伝統と格式に満ちていた。

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写真:竹井智

  • 世界一周クルーズの途次、初寄港の長崎に続いて、2度目の横浜寄港を果たす。横浜ベイブリッジをくぐることができないため、大桟橋ではなく貨物用の大黒埠頭に接岸した

    横浜港に停泊中

  • スタンダード・クラス用のレストラン。中央部分が2層吹き抜けになっており、広々とした印象を与えてくれる。正面のタペストリーは6メートル×9メートルという巨大なサイズを誇る

    ブリタニア・レストラン

  • 船旅にシャンパンはつきもの。キュナードは世界的に知られるヴーヴクリコとタイアップし、船内に専用のシャンパンバーを設けた

    ヴーヴクリコ・シャンパン・バー

  • アメリカの高級スパ・ブランド「キャニオンランチ・スパ・クラブ」。世界に3店舗しかなく、そのうちの1店舗がここQM2の船上にある。予約は早めに

    世界に3店舗のスパ

  • 4つのカテゴリーに分かれている客室のうち、上から2番目にあたる客室の乗客が使用するレストラン。もちろんサービスは、ワンシーティング(食事が2回転制でない)だ

    プリンセス・グリル

  • 洋上初の本格的なプラネタリウムが楽しめるショーラウンジ。プログラムはストーリー仕立てになっており、星についての知識がなくても楽しめる

    イルミネーションズ

  • 船内各所には、計500万米ドルを超える芸術品が飾られている。欧米だけでなく、アジア各国の品もあり、こうした品々を見て回るだけでも楽しい

    船内各所に設けられた芸術品

  • 170年の歴史を持つキュナード・ラインには、時代時代の著名人が多数乗船した。それを記念し、QM2の船内通路には当時の写真が展示されている。これは映画俳優クラーク・ゲーブル

    乗船した著名人

  • ロンドンにある王立植物園キューガーデンをイメージしたサロン。アルコールからソフトドリンク、コーヒーや紅茶が楽しめる

    ウインター・ガーデン

  • キャニオンランチ・スパ・クラブの一部として設けられている

    フィットネス・センター

  • 8000冊以上の蔵書を誇り、洋上では最大規模。日本語の本も多数ある。また、DVDなどの貸し出しもしている

    ライブラリー

  • プールには気温や天候に応じて開け閉めできる屋根(マグロドーム)を設けている。船体中央にあるため、大洋を航行中でも風に悩まされることなく、快適に過ごすことができる

    プールエリア

  • デッキ8のプールテラスに設けられたジャグジー。チーク材を貼り付けたデッキは、多数のリクライニング・チェアが並んでも余裕の広さ

    船尾のジャグジー

  • ボストンの有名シェフによる地中海料理のレストラン「トッド・イングリッシュ」。もちろん洋上初出店となる。利用には予約とカバーチャージが必要だ

    トッド・イングリッシュ

  • 洋上最大の広さを持つダンスフロア「クイーンズ・ルーム」。ボールルームとしても使用できる。QM2で、社交界デビュー?

    ダンスフロア

  • 船内に足を踏み入れると、まず乗客が目にするのがここ。左右の階段はフォーマルナイト時、紳士淑女の格好の撮影場所となる

    グランド・ロビー

  • カジノは船体の大きさに比べると、とても小さなスペースといえる。それはQM2に乗り込むような客層ともなると、社交の場として楽しむだけで、一攫千金を期待してはいないため

    エンパイア・カジノ

  • ゴールデン・ライオン・パブ。英国のパブをそのまま船内に移築したような雰囲気を醸し出している。ビールなどのアルコールだけでなく、昼間はパブランチも味わえる

    パブ

  • サービススタッフはホワイト・スター・アカデミーと呼ばれる専門の学校でサービスの勉強を積んでいる。19世紀から脈々と続くキュナードの伝統を受け継ぐ

    ブリタニア・レストラン

  • 上級ダイニングであるクイーンズ・グリルやプリンセス・グリルでは、ウエッジウッドなどの高級食器類を使用する。すべてキュナードのロゴ入り

    キュナードのロゴ入り食器